インタビュー「若年性更年期障害」第2回 ポートサイド女性総合クリニック「ビバリータ」院長・清水なほみ医師

20〜30代の「更年期障害」の治療法は? 女性ホルモン(エストロゲン)や漢方薬はどう使うのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
322672730-2.jpg

閉経前後から女性ホルモン(エストロゲン)が不足(shutterstock.com)

 更年期障害といえば40代後半から50代の病気と思われがちだが、20〜30代で同様の症状が現れる「若年性更年期障害」の患者も増えている。その症状と原因、治療、予防について、ポートサイド女性総合クリニック「ビバリータ」院長・清水なほみ医師に訊いた。

若年性更年期障害の治療法は?

――前回は「若年性更年期障害」の主な症状を教えてもらいました。治療法はいかがでしょうか?

 卵巣機能低下の場合は、20代や30代ではピルなどのホルモン剤を使います。また漢方治療を行う場合もあります。めまい、頭痛、ほてりの症状に対する漢方治療は全体の3割です。

 早発卵巣機能不全の場合は、投薬期間が長期になるのでホルモン補充療法を行います。自覚症状の改善という意味では、プラセンタ療法や自律神経調整薬を使う場合もあります。

――ホルモン補充療法を詳しく教えてください。

 更年期障害の治療のために、閉経前後に体内で不足してきた女性ホルモン(エストロゲン)を補充する療法です。エストロゲン欠乏によるのぼせ、ほてり、発汗、性交痛などの症状はもとより、関節痛や気分の変調などの症状の改善にも有効です。いわば、足りなくなってきたエストロゲンそのものを補うことによって軽減させる治療法です。

 主な効果は、更年期症状の改善以外に、意欲や集中力の低下を回復させ気分の落ち込みを緩和したり、悪玉コレステルロールを減らし善玉コレステルロールを増やして血液のしなやかさを保ち動脈硬化症を防ぎます。また皮膚のコラーゲンを増やして肌の潤いを保つなどの働きがあります。

 例えば、30代で閉経になった患者さんには、50歳までの約20年間、ピルの投薬またはホルモン補充療法を行うことがあります。また40歳で閉経した患者さんには、ピルを使用することによる血栓症のリスクを少なくするため、ピルは使わずにホルモン補充療法を10年間続ける場合もあります。

トップアスリートは実はインソールを愛用していた!パフォーマンス向上に貢献
インタビュー「インソールで健康増進&機能アップ」第3回 日本フットケアサービス㈱代表取締役社長 大平吉夫

足の形は普段履いている靴や生活習慣の影響を受けるが、顔と同じように、生まれつき決まっている部分も大きい。一人ひとりで異なる足の個性に合わせて靴を選び、インソール(靴の中敷き)を使うことで、日常生活を支障なく過ごせるだけでなく、自分の能力を最大限に発揮させることができそうだ。人の目にさらされる機会がほとんどない、地味な存在のインソールだが、実に多様な機能を発揮しているようだ。義肢装具士の大平吉夫さんに詳しく聞いた。
第1回「インソールで体調が改善、疲れにくく生活が楽になる!運動も楽しめる!」
第2回「外反母趾や足裏のつらい痛みに「ゆったり靴」はNG!自分の足の個性に合う靴選びを」

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産…

吉田尚弘

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆