繰り返し見る夢は深層心理の警告! 脳科学が「夢は何でできているか?」を究明する日

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夢は何でできているのか?

 2015年8月12日に発行されたオンライン学際的ジャーナル『Nature Communications』によれば、長年にわたって夢と神経科学の関わりを探索してきたイスラエルテルアビブ大学のユヴァル・ニール博士らの研究チームは、夢の最大難問のひとつである「What dreams are made of ?(夢は何でできているのか?)」の解明に一歩近づいた。

 ニール博士らの研究チームによれば、レム(急速眼球運動)睡眠中のヒトの眼球の動きは、覚醒時に情景を見ている時の眼球の動きとよく似ていることから、レム睡眠から醒めた多くの被験者が夢の視覚イメージを鮮明に報告できる根拠になっている。

 研究チームが9人の被験者の脳の活動記録を詳細に分析した結果、患者が睡眠時と覚醒時や、視覚刺激を受けた場面でレム(急速眼球運動)を起こした時に、長期記憶を司る脳の内側側頭葉のニューロンが急速・過敏に応答している事実を突き止めた。

 つまり、レム睡眠のときは、脳の内側側頭葉のニューロンが記憶している視覚イメージを見ていることになる。夢の中で見ているのは、ニューロンの瞬きや閃きと言い換えてもいいだろう。

 これまで、なぜレム睡眠が睡眠中の視覚情報処理を反映するのかは謎だった。だが、この画期的な研究は、「夢は何でできているのか?」を解き明かす大きなヒントになるのは確かだ。

 信長の天下布武の夢は砕け散った。光秀の胸に燃えたぎった無謀な夢も潰えた。天下を盗る同床異夢に耽っていた二人の男。そのニューロンは、どんな色に瞬いていたのだろう?
(文=編集部)

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