連載第11回 更年期をのりこえよう!

更年期に多い高脂血症はコレステロール“善玉”と“悪玉”のバランス次第!?

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 臨床の現場で実感するのは、この時期、多くの女性がサプリメントの購入に走ることである。なかには「更年期に効く」という謳い文句の商品も多いが、ホルモン系のサプリメントを安易に服用するのは避けた方が無難である。不正出血など予測外の副作用が出て、不安になって問い合わせてくる方が非常に多いからだ。サプリメントは手軽に購入できるのが魅力だが、ホルモン系の薬剤は医師の指導の下で服用しなければ危険である。なにより、「医食同源」といわれるように、日々の食事に注意することこそが、疾病を予防する最善の策であることを忘れないでいただきたい。

 有酸素運動も、筋肉の酸素消費量を増加させ、脂肪の分解を促して「善玉コレステロール」を増加させる。運動は基礎代謝を亢進させ、ストレスの発散にもなるので、更年期には適度に運動をする習慣をもつように心がけよう。「千里の道も一歩から」という。生活習慣病の予防には日々の積み重ねが大事なのである。

<編集部より>
平成24年消費者委員会のアンケート調査「消費者の『健康食品』の利用に関する実態調査」によると、50代以上の約3割が健康食品をほぼ毎日利用している。さらに健康食品を現在利用している者の割合は女性の方が高い傾向がある(男性の 54%、女性の 63%) となっている。更年期の症状がサプリメント購入の大きなきっかけになっているようだ。

連載「更年期をのりこえよう!」バックナンバー

宮沢あゆみ(みやざわ・あゆみ)

あゆみクリニック院長。早稲田大学卒業後、TBSに入社し、報道局政治経済部初の女性記者として首相官邸、野党、国会、各省庁を担当。外信部へ移り国際情勢担当。バルセロナオリンピック特派員。この間、報道情報番組のディレクター、プロデューサーを兼務。その後、東海大医学部に学士編入学。New York Medical College、Mount Sinai Medical Center、Beth Israel Medical Center へ留学。三井記念病院、都立墨東病院勤務などを経て「あゆみクリニック」を開業。働く女性に配慮して夜間や土曜も診療しており、思春期から更年期までの女性のトータルケアに力を入れている。
あゆみクリニック」完全予約制。診療日:月,火,木 11:00~14:00 17:00~20:00 土 11:00~16:00

宮沢あゆみの記事一覧

宮沢あゆみ
胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
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近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

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フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

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