シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第7回

赤ちゃんは“大泣き”して自己主張している 夜泣き、たそがれ泣きの対処法は?

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どうしても泣き止まない時はどしたらいい?(shutterstock.com)

 「泣く子と地頭には勝てぬ」。意味深長な諺だ。道理の通じない子どもや横暴な地頭と争っても勝ち目はない。お手上げだ!と。地頭はともかく、泣きじゃくる子は、確かに手に余る。

 では、赤ちゃんは、なぜ泣くのだろう? 何を求めて泣くのだろう?

 まず、泣く理由だが、なかなかの難問だ。赤ちゃんは、おっぱいが欲しいよ〜、お腹がすいたよ〜、オムツが濡れているよ〜、眠いのに眠れないよ〜、暑いよ〜、寒いよ〜、服がチクチクして気持ち悪いよ〜、などを訴えるが、何を伝えたいのか、まるで分からない時が多い。

 赤ちゃんは、自分が置かれている環境を敏感に察知しているので、何かを改善してほしくて泣いている。原因が掴めない赤ちゃんの泣きの代表は、たそがれ泣きと夜泣きだ。

赤ちゃんは、昼に泣き、たそがれに泣き、夜に泣き!お母さんも泣く!

 生後3〜4ヶ月頃から、夕方(たそがれ時)に急にぐずり出すと、泣き止まなくなる。たそがれ泣き(コリック)だ。原因は不明だが、日中の疲れが出たり、暗くなるのが不安になったり、だっこして欲しかったり、構ってほしかったり、お母さんのイライラが伝わったり、様々な原因が重なって起きる。

 一説では、赤ちゃんは、神経系がまだ未発達なことから、臓器が過剰反応し、たとえば、ミルクの消化不良が胃腸の不調を招いたりする。つまり、赤ちゃんは消化器官が未熟なので、お腹にガスがたまりやすくなり、その不快感から泣くのかもしれない。

 たそがれ泣きが始まると、20~30分から数時間も泣き続ける時もある。泣き始めたら、スリングでだっこしたり、音の出るおもちゃやオルゴールであやしてみる。赤ちゃんのお腹が張っているなら、マッサージしたり、便秘を解消するために砂糖水を飲ませたりする。散歩に出たり、お風呂に入れて気分を切り替えるのもいいだろう。

 たそがれ泣きは、少しの物音で目を覚ますなど、敏感なタイプの赤ちゃんに多い。だが、生後3〜4ヶ月頃の赤ちゃんに特有の現象なので、お母さんは、あまり深刻に考えずに赤ちゃんにゆったりと接してほしい。個人差はあるが、生後6ヶ月頃には自然と収まっているだろう。

 原因が掴めない、もうひとつ泣きは、夜泣きだ。夜泣きは、生後6ヶ月頃から、夜寝ている時に突然思い出したように泣く。1〜2歳頃まで続く場合もあるが、夜泣きが始まる時期、続く期間、時間帯も赤ちゃんによってまちまち。あるアンケート調査では、お母さんのおよそ7割は、夜泣きに悩んだ経験があるが、夜泣きがほとんどない赤ちゃんもいる。