やる気が出ないのは"脳の栄養不足"? モチベーションを高める食事方法を伝授!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6338861.jpg

やる気がないときは何を食べたら......

(shutterstock)

 なんとなくやる気が出ない。疲れ切ってしまった。連日連夜、残業続きで寝不足ぎみ......。このような状況は、誰もが直面したことがあるだろう。

 そんなときは、「精のつくものを食べて元気を取り戻そう」という気にもなるが、思いつくものといえば焼肉やステーキ、鰻丼などカロリーが高そうなものばかり。なんとなく元気は出そうだが、本当に効くのか? どんなものが効果があるのか分からない、というのが本音ではないだろうか。

 そこで、特定の栄養素を意識的に摂り入れたり、食事をコントロールすることで「やる気」が出る方法を紹介しよう。

脳の働きを活性化させる「チロシン」

 「やる気」というと精神的なイメージがあり、栄養とはまったく無関係のように思える。だがヒトの行動は、感情や思考と同じように、すべて脳の指示の下に動かされている。よって、脳の働きを良くすることが鍵となる。

 脳の働きは「神経伝達物質の働き」と言い換えることができる。「やる気」などの感情にかかわる神経伝達物質は、ドーパミンやアドレナリン、セロトニン、GABAなど。これらの神経伝達物質は主にアミノ酸を材料とするため、体内のアミノ酸が減れば、当然、感情の働きも鈍ってくる。

 そこでポイントとなるのが、神経伝達物質を作るのに使われる「チロシン」と呼ばれる非必須アミノ酸だ。チロシンは神経伝達物質であるドーパミンをアドレナリンに変え、アドレナリンをノルアドレナリンに変える働きがある。ノルアドレナリンは、神経を興奮させ、意欲を高めるホルモンだ。そのためチロシンが不足すると、これらの神経伝達物質が不足し、集中力の低下や意欲消失が起きる。

 チロシンを摂取すると、意欲がわき、集中力がよみがえるのは、このような理由からである。チロシンは大豆やカツオ、小麦、湯葉、高野豆腐、チーズ、乳製品、たらこ、ちりめんじゃこ、きなこなどに多く含まれる。

「オレキシン」でモチベーションを上げる

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真