夏休みの生活習慣が"子どもの肥満"に拍車をかける?

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 こうしてみると、子どもにとっての学校環境は、健康的な食事と活動に重要な役割を果たしていることがわかる。夏休みへの健康的な移行を促すためには、何らかのリーダーシップが必要と研究グループは指摘。「1年間を通して、学校をベースにした肥満予防の取り組みが必要」と結論づけた。

 もちろんこれは日本も同じだ。特に今年のような猛暑が続くと、エアコンが効いた屋内で一日体を動かさず過ごし、おやつを食べ過ぎる子は増える。近年は、水分補給のつもりでイオン飲料を飲み過ぎ、知らないうちに糖分を過剰摂取するケースも多い。ある小児科医は、「"肥満児は夏休みにつくられる"と言っても過言ではない」と指摘している。

 夏休み太りを防ぐにはまず、生活リズムを崩さない。食事が不規則になると栄養バランスがとりにくくなる。また、「野菜を積極的に摂る、おやつの時間を決める、甘い飲料は飲み過ぎない」ことも大切だ。夏休み期間中は、子どもの食事が乱れていないか、いつも以上に注意したい。
(文=編集部)

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