「ドローンが変える救急医療」後編

AED搭載のドローンであれば現場到着まで1分! 心停止の救命率は8%から80%にアップ!!

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 週刊医事新報(第4757号 2015年6月27日発行)によれば、国際医療福祉専門学校(千葉市)で教鞭を執る救急救命士の小澤貴裕氏は、約1年前からドローンの医療応用研究に携わっている。

 アンビュランス・ドローンがAEDを現場に空輸すれば、心停止した人の救護を救急車の到着前に始められる。そう確信した小澤氏は、AED搭載のドローンで1kmの飛行実験を行いながら、実証を重ねてきた。

 小澤氏が開発したアンビュランス・ドローンは、心肺停止に陥った時にSOSを発信する救急アプリ「Heart Rescue」と連動しているので、GPSを利用して救護現場へ自動飛行できる。自動通報のため、AEDは救護現場に確実にスピーディに届く。病院外の心停止の人をかなり救える可能性がある。将来的には1.6kgの AEDを積めないかを研究中とか。小澤氏のチャレンジは続く。

医療物資の配達、遠隔医療、災害時の上空偵察にも活躍できる

 アンビュランス・ドローンは、遠隔診療システムと組み合わせると、山間部の無医師地区や離島などに住む人に、処方した医薬品を空輸することができる。高齢者や有病者の治療中断を防ぎ、往診する医師の負担軽減にも役立つだろう。

 例えば、険しい山岳遅滞で高山病にかかったり、スズメバチに襲われた人が出た場合、上空からダイアモックスやエピペンなどを投下し、映像を通して医師が注射の使い方を教えるなどの救護も不可能ではない。ドローンに詳しい東京大学大学院航空宇宙工学の鈴木真二教授によれば、検体や移植用臓器の運搬などにも活用できるという。

 その他、ドローンなら、上空から事故現場や災害状況を把握しやすい。現場の正確な状況を速く把握できれば、救急出動の効率化、受傷者の病院収容までの時間短縮も期待できるだろう。 空飛ぶ救急車、アンビュランス・ドローンが、心停止の人や事故に会った人を救える日は近いのだろうか?
(編集部)

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