薬が効かない「スーパー耐性菌」が爆発的に増加!原因はインドでの抗生物質の乱用?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

●抗生物質が無効になる日が来る?

 耐性菌の拡大は世界保健機関(WHO)が「ポスト抗生物質時代」と名付けるほど危機的状況になりつつあり、「連鎖球菌による咽頭炎や子どもの膝の傷のような、一般的な症状が再び致命傷となる可能性がある」と警鐘を鳴らす。欧州では現時点で、存在する耐性菌への感染によってすでに年間2万5000人以上が死亡しているという。

 ただ抗生物質の過剰使用は世界的な問題で、インドに限ったことではない。例えば、風邪で医療機関を受診すると、症状を抑える薬とともに抗生物質が出されることが多いが、これは日本特有の現象だ。風邪のウィルスには効かないが、他の細菌が入る重複感染を防ぐため「念のために」抗生物質も処方するのだ。しかし抗生物質を使っても経過は変わらず、二次感染の予防にもならないことは、日本呼吸器学会がガイドラインで明言している。

 今後、患者側も抗生物質に関する知識を持ち、頼りすぎないようにするべきだろう。日本を耐性菌の温床にしないためにも、疑問に思ったときは「どうして抗生物質が必要なのか」を医師に聞く勇気を持つことが大切だ。
(文=チーム・ヘルスプレス)【ビジネスジャーナル初出】(2014年10月)

難治性むちうち症からなぜ多くの不定愁訴がおきてしまうのか?
難治性のむちうち症を改善 後編 東京脳神経センター 整形外科・脊椎外科部長 川口浩医師

前編『画像診断できない難治性のむちうち症を独自の治療法で改善』

原因不明で治療法がなく多くの患者さんが回復をあきらめていた難治性のむちうち症。東京脳神経センターで進む独自の治療で、めまい、動機、吐き気などの全身症状やうつ症状などの不定愁訴が大幅に改善しているという。その具体的な成果についてお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

一般社団法人日本薬業研修センター漢方講座執筆・編…

笹尾真波

新宿大腸クリニック院長。1988年、東京大学医学…

後藤利夫

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆