薬が効かない「スーパー耐性菌」が爆発的に増加!原因はインドでの抗生物質の乱用?

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●抗生物質が無効になる日が来る?

 耐性菌の拡大は世界保健機関(WHO)が「ポスト抗生物質時代」と名付けるほど危機的状況になりつつあり、「連鎖球菌による咽頭炎や子どもの膝の傷のような、一般的な症状が再び致命傷となる可能性がある」と警鐘を鳴らす。欧州では現時点で、存在する耐性菌への感染によってすでに年間2万5000人以上が死亡しているという。

 ただ抗生物質の過剰使用は世界的な問題で、インドに限ったことではない。例えば、風邪で医療機関を受診すると、症状を抑える薬とともに抗生物質が出されることが多いが、これは日本特有の現象だ。風邪のウィルスには効かないが、他の細菌が入る重複感染を防ぐため「念のために」抗生物質も処方するのだ。しかし抗生物質を使っても経過は変わらず、二次感染の予防にもならないことは、日本呼吸器学会がガイドラインで明言している。

 今後、患者側も抗生物質に関する知識を持ち、頼りすぎないようにするべきだろう。日本を耐性菌の温床にしないためにも、疑問に思ったときは「どうして抗生物質が必要なのか」を医師に聞く勇気を持つことが大切だ。
(文=チーム・ヘルスプレス)【ビジネスジャーナル初出】(2014年10月)

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