健康って何だ?~フィットネス道の探求~

長く付き合いたいフィットネス施設、選ぶときに気をつける10のポイント

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マシンや器具への手入れに施設の姿勢が現れる

 食べ物がおいしく感じ、体が鈍りがちになる冬。巷のフィットネス施設は、夏のキャンペーンで入会にもれた人や、挫折して心新たにもう一度トライしよう考えている人などをターゲットに勧誘している。施設側の思惑も明かしながら、お金を損せず、長続きしやすい施設選びの10のポイントをアドバイスしたい。

1.目的を定めて入会前に体験すべし

 やはり現場を体験してから選ぶ。特典(入会金無料など)に躍らされないように注意したい。5000~6000円台の施設は当然それなりだ。マシンの台数は多くても安いマシン揃え、人件費も安く抑えるため有資格者のスタッフ数が明らかに少ない。つまり、丁寧な指導は受けられないということだ。

 設備やサービスに重きをおく施設もあれば、さまざまなプログラムで顧客満足度を勝ち得ている施設もある。会費が高ければ満足させてくれるかというとそうでもない。まずは自分の目的をはっきりとして足を運ぶことが大切だ。

2.WEBサイトをうのみにするな

 WEBサイトだけでは、詳しい施設内容はわからない。フランチャイズや大手のサイトでは、各施設の特徴がわかるところは少ないようだ。それでも、会員種別を多くそろえている施設は、利用者目線で考えているといえる。

3.スタッフ紹介をチェック

 社員、アルバイト、外部インストラクターなど、スタッフの顔ぶれで充実度がわかる。もちろん、各スタッフの詳しいプロフィールは入会選択の鍵になる。健康運動指導士やJATI(日本トレーニング指導者協会-)、NSCA(ナショナルストレングス&コンディショニング協会)、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)、AT(アスレティックトレーナー)、体育教員免許資格などをもつスタッフがどのくらいいるか確認すべし。

4.レッスンスケジュールを確認せよ

 スケジュールをみれば、スタジオプログラムや運動プログラムの充実度がわかる。マシン任せの経営でないともいえる。自分の目的や通いやすいライフスタイルに合っていなければ、結局長続きしない。

5.施設の責任者をチェックすべし

 意外と逃しがちだが、責任の所在が分かることは大切だ。責任者が現場をよく巡回している施設は、管理が行き届いている証拠。長い付き合いを考えて、「安心」を得るための重要なポイントだ。

6.笑顔にだまされるな

 感じのよいスタッフ対応は、もちろん大切だが、その笑顔だけで満足してはいけない。冷静に費用対効果も考えよう。たとえば、マシンの使い方しか教えられない学生アルバイトや経験が少ないインストラクターが多いと、人件費が安くすむという裏側があるのだ。

7.インストラクターに質問をぶつけろ

 スムーズに、そして自信をもって説明をしてくれればOKだ。質問に対する答えは一つとは限らないが、はっきりと迷わず返答してくれるなら大丈夫。たとえば、「エアロバイクだと、ダイエットに効果的な心拍数帯ってどのくらいですか?」「このマシンで効果的なトレーニングをするには、どこに気を付ければいいですか?」。こちらのポイントをつく質問には、スタッフのアドバイスも熱心さが違ってくる。

8.トイレをチェックすべし

 トイレを見れば施設の体質がわかる。これはどの業界にも共通するが、お客様に対するスタッフの気持ちは、そこに現れている。

9.マシン機器がきちんと手入れされているか

 マシンは、お客様だけでなくスタッフも使っている。日々の指導にかけるスタッフの情熱は、マシンや器具への手入れ状態と比例している。

10.マッチョなインストラクターを探せ!

 体は正直だ、体は嘘をつかない。過去の栄光だけでは通用しないのだ。なりたいと憧れられるボディでなければ、説得力がない。いまの自分を変えるために通っているお客様に、インストラクターが昔のキャリアにすがってどうする。


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村上勇(むらかみ いさむ)
フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボール選手を引退後、現・スポーツクラブ「ルネサンス」に勤務。2007年から「メディカルフィットネス+スパ ラ・ヴィータ」のゼネラルマネージャーとして施設運営に携わる一方、トレーナーとして主婦や高齢者、アスリート(サッカーチーム・モンテディオ山形、加藤条冶:スピードスケート、黒田吉隆:レーシングドライバー)、著名人(指揮者・飯森範親など)を幅広く指導。現在は株式会社ドリームゲート代表として、スポーツチーム・アスリート・企業などを指導、運営協力に携わる。

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