『ラジエーションハウス』では描かれない日本のCT・MRI“異常過多”の危険性

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超過剰画像診断大国の未来はどこにあるのか

 過剰な画像診断による医療被曝、医療費の高騰、放射線科医の不足と過剰労働、さらにそれによる誤診や病気の見逃しのリスク、こうした問題を抑制できる道は開けるのか。

 CTやMRIの豊富な医用画像データを生かすために、AI(人工知能)のディープラーニングやクラウドソーシング(画像の遠隔読影など)を活用はそのひとつだろう。

 ちなみに、乳腺マンモグラフィーと胸部X線単純撮影は5年以内に、CT、MRI、超音波診断は10~20年以内に、AIによる画像診断に置き換わるとする報告がある(米医用画像情報学会(SIIM)「Conference on Machine Intelligence in Medical Imaging」<2016年9月号>より)。

 10年後に『ラジエーションハウス』がつくられれば、ずいぶん違った内容になるだろう。
(文=編集部)

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