妊活に影響!? 精子にはブリーフよりもトランクス? 濃さ・数・運動量に違いが……

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
精子に良いのはブリーフよりもトランクス?濃度は25%、総数は17%、運動量は33%も高いの画像1

精子に良いのはブリーフよりもトランクス?

 精子に良いのはブリーフか? それともトランクスか?

 長い間、論争の的になっていたこの問題について検討した最大規模の研究の結果が、『Human Reproduction』(8月8日付オンライン版)に発表された。

 米ハーバード大学T. H.チャン公衆衛生大学院内科准教授のJorge Chavarro氏らが実施した研究から、「ブリーフを着けている男性よりも、トランクスを着けている男性のほうが、精液中の精子の数が多く、精子濃度も高い」ことが明らかになったという。

濃度25%・総数17%・運動量33%増し!

 Chavarro氏らは今回、2000~2017年に米マサチューセッツ総合病院の不妊治療センターを受診した18~56歳の男性656人(年齢中央値35.5歳)を対象に、普段から着用している下着のタイプの違いが精巣機能に与える影響について検討した。

 対象者には、精液と血液の検体を提供してもらったほか、質問票を用いて過去3カ月間に「最もよく着用していた下着のタイプ」を尋ねた。

 その結果、対象者の53%はトランクスを、残る47%はブリーフやビキニといった身体によりフィットするタイプの下着を日常的に着用していた。

 また、トランクス派の男性では、ブリーフなどのきつめの下着を頻繁に着用している男性と比べて、精子濃度が25%高く、精子の総数は17%多く、運動精子濃度も33%高いことが分かった。

 このように、下着のタイプによって精子の数や濃度などに違いが認められた要因について、Chavarro氏はこう推測する。

 「精子形成には温度が強く影響する。きつめの下着を着用すると、睾丸と腹部の距離が縮まって温度が上がるため、睾丸で精子が形成されにくくなるのかもしれない」

 ただし、ブリーフなどのトランクス以外の下着を着用している男性でも、平均的な精子の数は正常範囲内であった。

 このことから、同氏は「この知見は不妊治療に取り組んでいる男性にとっては有用かもしれないが、ほとんどの男性には、この差はたいした問題にはならないだろう」と話している。

HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子