シリーズ「本能で楽しむ医療ドラマ主義宣言!」 第22回

『ブラックペアン』最終回、すべての謎が解け二宮和也の涙は集大成

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ニノの涙が意味するものは?(depositphotos.com)

 医師はどうあるべきか、医療とは何か、を考えさせられる最終回でした。ブラックペアンの意味、それは佐伯教授(内野聖陽)の戒めであり覚悟でした。

 そして渡海一郎に、医師として生かされた佐伯教授は決して驕ることなく、そして感謝を忘れていませんでした。渡海(二宮和也)の涙はドラマの集大成でしたね。医療過誤の重さ、そしてそれを背負って生きる医師やコメディカルの苦しみもしっかりと描かれていました。

 最終回ですべてが明解になりましたが、今までの前9回は、第10回で重みを表現するためだけに必要だったのでは?なんて思ってしまうほどの回でしたね。この3カ月で、東城大学と帝華大学の医師やカトパン・コメディカルの成長や人間性を表現することで、最終回で医師とは?医療とは?という疑問に、深い感慨を覚えさせることができたのでしょうか。

患者の体内のペアンは置忘れではなかった

 命を盾に飯沼達次の謎を追い詰める渡海。ついに飯島達次が何の疑いもなくオペレーターは佐伯教授だと認め、レントゲンでは胸部写真でペアンが映り込んできました!よっしゃ~なんて思ってしまいましたが、佐伯教授のすばらしさに、よっしゃなんて思った自分を恥じてしまいました(笑)。

 今回は切羽詰まったオペシーンが沢山ありました。

 飯沼達次のオペシーンでも佐伯教授のオペシーンでも、やはりニノは右手で電メスや針糸をもっていましたね。あれれれれ~?まあ、今回は敏腕を示すためのオペシーンではないのでよしとしましょう。

 一度手術をした場所の組織は、部位はどこであっても癒着が起こりますので、リオペ(再手術)の癒着剥離はとても大変です。今回も電メスでかなり時間がかかったなと高階先生(小泉孝太郎)が言っていましたね。

 癒着した組織はべたべたと周りとくっつき、血管も豊富で組織の識別もしづらくなりますので、主要な神経・血管のある所などは時間をかけ、色を見ながら、触りながらゆっくりと剥離していきます。取り出したペアンにも組織が沢山くっついていましたね。

 今回は、電メスからももくもくと煙が出ていたところがリアルでしたね。私の頭の中ではにおいが漂っていました。電メスには組織を切るボタンと組織を凝固するボタンがあります。それを使い分け、止血と切除を繰り返しながら癒着剥離を行っていくのです。

 胸部のペアンを外したらやばいのでは?と思っていたらやはり大出血。私の周囲ではいろいろな憶測が飛び交っておりましたが、置忘れではなく、置いてこないといけない理由があった、が正解でしたね!

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前編『画像診断できない難治性のむちうち症を独自の治療法で改善』

原因不明で治療法がなく多くの患者さんが回復をあきらめていた難治性のむちうち症。東京脳神経センターで進む独自の治療で、めまい、動機、吐き気などの全身症状やうつ症状などの不定愁訴が大幅に改善しているという。その具体的な成果についてお話を伺った。

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