いまや「糖質制限食」は、ダイエットや糖尿病の治療などで選択される有効な方法のひとつ。糖質は三大栄養素の「炭水化物」に含まれていて、血糖値を上げる原因だ。
血糖値が上がりすぎると、下げるためにインスリンが追加分泌される。これを1日3食、朝昼晩、頻繁に繰り返すと、膵臓も疲れ、内臓脂肪が増え、メタボリックシンドロームに陥りやすくなる。
そこで、ご飯、麺、パンなどの炭水化物(糖質)は控えめに――というのが糖質制限だ。そして、炭水化物の代わりに、肉や魚、卵などの動物性タンパク質、脂質を増やす食事を心がける。
日本では「ローカーボ」と呼ばれる糖質を抑えた食事は、英語の「low-carbohydrate(ローカーボハイドレイト)」の略語。ローカーボは健康志向の人に広がり、一般の人にも認知されてきた。
おいしくローカーボな生活を
とはいえ、健康的であってもおいしくなければ一過性のものになって、長続きしない。そこで、糖質制限をメインにしたおいしくて楽しい、グルメフェスを紹介したい。
2018年5月19日(土)と20日(日)、中野パークアベニュー(中野駅徒歩5分)で「第1回ダイエットグルメフェスローカーボ革命2018」が開催される。
フェスには、ローカーボを謳った飲食店が並び、ゲストとして、美尻トレーナーの岡部友さん、大食いアイドルのもえのあずきさん、糖質制限で著名な宗田哲男医師、糖質制限食を加えた学習方式を提唱する三島学さんらを招き、トークショーやサイン会なども開催する。
藤本なおよ:著『世界一おいしいダイエット』(repicbook)
このフェスの実行委員長であるローカーボ料理研究家の藤本なおよさんは、「ダイエットや美容、アンチエイジング、病気予防にもオススメの食事法です」と、ローカーボの効用を挙げて、フェス開催までの経緯と意義をこう述べる。
「今回のフェスは、多くの人に『ローカーボ』を知って欲しいという思いで企画をスタートしました。同じ志を持つ仲間と一緒に実行委員会を立ち上げ、2日間で延べ2万人規模のイベントを目指しています」
そして「ローカーボには、さまざまな選択肢があります。多くの方が、おいしくて楽しいローカーボの世界に触れて、さらにその認知が広がれば、関連商品もより多く流通するはず。飲食店やコンビニでも、もっと簡単にローカーボ商品の購入が可能になります」と将来の可能性を話してくれた。