「湯たんぽ療法」で原因不明の痛みや自律神経失調症を改善

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「湯たんぽ療法」のポイント&方法は?

 痛みを招く冷え・筋肉の凝りを取り除いて血流を促すために、班目医師が指導しているのが「湯たんぽ療法」。湯たんぽを使って体を温める習慣だ。

■湯たんぽ療法のポイント
○容量が2リットル以上の湯たんぽを使う。
○80℃以上のお湯を湯たんぽに入れる(沸騰したお湯が望ましい。火傷に注意)。
○湯たんぽの素材はどんなものでもかまわない(ただし陶器製は入れたお湯が冷たくなりやすい上、割れる危険もあるのでお勧めしない)。
○おなか→太もも→お尻→二の腕の順番で湯たんぽを移動させる。
○1つの部位につき湯たんぽで温めるのは3~10分。汗をかく前に次の部位に湯たんぽを移動させる。
○湯たんぽはお湯をこまめに取り換えて1日中使う。外出するときは携帯用の着火式カイロを利用し、お尻までカバーする下着や毛糸のパンツなどでお尻を保温する。

■湯たんぽ療法の方法
①おなか:椅子に腰かけ湯たんぽを両手でお腹に抱えて温める。
②太ももの前面:湯たんぽを太ももに乗せ、ときどき位置をずらしながら膝から太もものつけ根まで温める。
③お尻:湯たんぽを椅子の背に立てかけて腰からお尻までを温める。
④二の腕:テーブルなどの上に湯たんぽを置き二の腕の裏側を当てて温める。

「原因不明の痛み」だけでなく「自律神経失調症」も改善

 湯たんぽ療法は「自律神経」のバランスを整える効果もある。自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、安静時に優位になる副交感神経がある。交感神経と副交感神経が干渉し合って、血圧や呼吸、内臓の動きなどが意志とは無関係にコントロールされているのだ。

 「現代の日本人の生活ではパソコンやスマートフォンなどで目と脳を酷使し、その結果、交感神経を優位にして、冷えと筋肉の凝りを引き起こしています。湯たんぽで体をしっかりと温めると、副交感神経が優位になり、血流が促されます。そして肩凝りや不眠、頭痛、便秘といった、いわゆる『自律神経失調症』も改善されるのです」

 寒い冬場には、「原因不明の痛み」だけでなく「自律神経失調症」も発症しやすい。手軽に湯たんぽを使って、元気に乗り切りたい。
(取材・文=森真希)

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「湯たんぽ療法」で原因不明の痛みや自律神経失調症を改善の画像2

班目健夫(まだらめ・たけお)
青山・まだらめクリニック院長。1954年、山形県生まれ。1980年、岩手医科大学医学部卒業後、同大学院(病理系)進学、第一内科入局。84年、医学博士号取得。東京女子医科大学附属東洋医学研究所勤務、同大学附属成人医療センター兼務、同大学附属青山自然医療研究所クリニック勤務を経て、11年に青山・まだらめクリニックと自律神経免疫治療研究所を開設。西洋医学の専門領域は肝臓学、消化器内科。西洋医学と東洋医学などを融合させた統合医療を研究、実践している。

森真希(もり・まき)
医療・教育ジャーナリスト。大学卒業後、出版社に21年間勤務し、月刊誌編集者として医療・健康・教育の分野で多岐にわたって取材を行う。2015年に独立し、同テーマで執筆活動と情報発信を続けている。

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