マツコ・デラックス「めまい」で入院  三半規管にウイルス混入か?

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マツコ・デラックス、「めまい」で入院  三半規管にウイルス混入か?の画像1

『マツコ危機一髪DX』 メーカー希望小売価格:3,000円(税抜)(タカラトミーHPより)

 11月12日、タレントのマツコ・デラックス(45)が体調不良で東京都内の病院に入院した。

 所属事務所(ナチュラルエイト)によれば、三半規管にウイルスが混入し、めまいやふらつきなどを発症したため、10日に入院。点滴と投薬を受けたが、食欲もある。マツコは「迷惑かけて、みなさんに申し訳ない」などと話している。

 13日に放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時~)は欠席。1週間程度は休養の予定。来週以降のスケジュールは医師と相談して決めるという(日刊スポーツ2017年11月13日)。

マツコの「めまい」は、「耳からくるめまい(良性発作性頭位めまい、メニエール病)か?

 何事も大事をとるのが賢明だ。たかが「めまい」と侮ると怖い。

 「めまい」は、「脳からくるめまい(中枢性めまい)」と「耳からくるめまい(良性発作性頭位めまいやメニエール病など)に分かれる。

 マツコは、「三半規管にウイルスが混入し、めまいやふらつきなどを発症」したので、「耳からくるめまい(良性発作性頭位めまい、メニエール病)かもしれない。

 フラフラする「耳からくるめまい(良性発作性頭位めまい症やメニエール病)は、血液の循環障害(椎骨脳底動脈循環不全、起立性低血圧、不整脈)、耳の炎症、中毒(アルコール、ストレプトマイシン)、腫瘍などによって、内耳、前庭神経、脳の中心部の橋、小脳などの平衡感覚機能が障害されると起きやすい。

 頭を動かした時に回転性めまいが起き、耳鳴りや難聴がない場合は良性発作性頭位めまいで、2~3週間で自然に治癒する。一方、めまいに難聴、眼振、嘔吐が伴えば、メニエール病で、続けて投薬しなければ再発し、難聴も悪化する。

 そのふらつき感は脳全体の循環不全や酸素欠乏によって起こり、脳や首の骨、筋肉(頸性めまい)の異常でも起こる。その他、低血圧、貧血、過労、睡眠不足、肺の病気による酸素不足、精神的ストレスなどによって発症する場合もあるので、軽視してはいけない。

 マツコほどの剛健さがあれば心配無用!と思いたいところ。無事に復帰してほしい。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子