特集「女性の膣を考える」

膣に便がたまって便秘!? 女性の便秘の7割が「直腸瘤」の可能性

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<会陰マッサージ>は健やかな体を保つセルフケア

 会陰マッサージで直腸瘤を探すときには、膣に親指を入れて肛門側の膣壁をさわり、固い出っぱりがあったらそれが直腸瘤だ。便が入っていないときにはブヨブヨと柔らかく、押すとへこむ。

 原田純さんは、会陰マッサージで膣に親指を初めて入れたときに、自身の直腸瘤に気づいた。以来、親指の腹で膣壁のポケット状に伸びた部分を丁寧にオイルマッサージして膣壁の状態をほぼ正常に戻したそうだ。

 会陰マッサージを行うときには、爪を切った清潔な手で、やさしくゆっくりマッサージすることが大切だ。膣に指を入れることに抵抗がある場合は無理をせず、最初は会陰部だけ、次に大陰唇、そして小陰唇というように、少しずつ慣らしていくと抵抗感が薄れることが多い。

 慣れてきて人差し指が膣に入るようになったら親指を入れてみるといい。入浴時や入浴直後など、リラックスした状態で行ったほうが指が入りやすい。

 日本人女性の多くは、女性器にふれたり膣に指を入れることに抵抗がある。しかし膣も体の一部であり、顔や頭皮、体の皮膚と同じように手入れが必要であることに変わりない。会陰マッサージも健やかな体を保つための〈セルフケア〉と考えてみてはどうだろう。
(文=編集部)

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