水虫の再発は50%! 完治には皮膚が入れ替わる3ヵ月間薬を塗ることが必要

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
水虫の再発は50%! 完治するには皮膚が入れ替わる 「3ヵ月間」薬を……の画像1

水虫の完治には「3ヵ月間」薬を塗り続けること(depositphotos.com)

 よく「水虫を治す薬を作ったらノーベル賞ものだ」といわれる。しかし「白癬菌」に効く薬は、実はたくさんある。では、水虫薬はどれも効くのに、どうして治りにくいのだろう?

 それは、皮膚の深いところまで薬を浸透させることが難しいからだ。

 足がかゆくなったら、すぐに皮膚科に行って診てもらおう。医師に水虫と診断されたら、毎日、薬を塗って治療することだ。治療をしていれば、かゆみが消えてくる。

 そこで薬を塗るのを止めてはいけない。ある意味、「ここからが勝負」ともいえる。かゆみがなくても、皮膚の深いところには、まだ白癬菌が残っているからだ。菌を全滅させないと、また菌が繁殖してしまう。

 ちなみに、水虫で医師に診てもらうときの注意。患部の皮膚を少し取って、顕微鏡で確認しない医師は敬遠したほうがいい。診察室の机の上には顕微鏡が必須、皮膚科の医師なら、必ず白癬菌を顕微鏡で見て診断するものだからだ。

かゆみのあるなしにかかわらず<3ヵ月間薬を塗る>

 再発しやすい水虫を完治させるためには、どのように治療すればいいのだろう?

 薬を毎日塗ることで表面近くの白癬菌を退治したら、深いところの皮膚が表面に出てくるのを待ち、また退治する――。これを繰り返すしかない。

 皮膚の深いところに白癬菌が残っているのに、かゆみが消えたからといって治療を止めてしまうと、それまでの努力が水の泡。少しでも残っていれば、そこからまた繁殖してしまう。根絶やしにするまで、薬を塗り続ける覚悟で塗ろう。

 私たちの皮膚は表皮の最下層である「基底層」で作られ、4週間ほどかけて皮膚表面に出てくる。さらに2週間ほどたってから剥がれ落ちる。つまり、「皮膚の入れ替わり」には「計6週間」が必要になる。念には念を入れて治療の期間を2倍にすれば「6週間×2=12週間」。つまり3ヵ月間は薬を塗り続けよう。

 かゆくてもかゆくなくても、3ヵ月間は毎日薬を塗る根気が、水虫を完治させるために必要だ。多くの人は、それ以前に治療を止めてしまうので再発するのだ。

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

小笠原クリニック札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認…

横山隆

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真