安室奈美恵さんのタトゥーが消えた! 「タトゥーを入れた人」の9割が後悔

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「入れる意味がわからない」「永遠に消えないデメリット」

 しかし、「思わなかった」比率が男性層よりも低く、後者は女性層の数値のほうが高いあたり(20~40代という対象年齢を鑑みれば)、モロのアムラー世代とその後続組でもあり、現在40歳の安室さんの影響力を読み取れなくもない。

 さらに「実際に入れている」「(過去に)入れたいと思った」人々の動機や理由のランキングを見てゆくと、1位が「なんとなく」で72.3%、2位が「格好いいと思ったから」で67.7%、注目の「芸能人の影響」は35.4%だ。

 さらに「友達が入れていたから」が27.7%、「当時のパートナーの影響から」で20.0%というあたりも、タトゥーをめぐる人的影響力の大きさが窺える。

 ここに「(入れたいとは)一度も思わなかった」人々の回答(理由)を対置してみると、同世代間の対照的な構図が透視できる――。

 5位までの理由は、1位の「入れる意味がわからない」が59.3%と同率1位の「永遠に消えないデメリット」が59.3%、3位の「格好いいと想わない」が44.9%。4位の「日常生活の制限などの支障」が32.6%、5位の「入れたことを後悔すると思った」が24.6%であった。

 実際、前掲のとおり、躊躇の末に「入れなかった人」たちの現況心理は「入れなくてよかった」の安堵率が96.3%にも上ったが、辛辣なのは後悔派の数値だ。

「タトゥー施術に医師免許が必要」彫り師に有罪判決

 そのような中、タトゥーをめぐる注目の裁判が行われた。9月27日、「タトゥー施術に医師免許が必要」として彫り師に有罪判決が下りた。医師免許がないのに客にタトゥーを施したとして、医師法違反の罪に問われたのだ。

 判決は、医師法の定める「医業」について、医師でなければ保健衛生上の危害が生ずるおそれがある行為――と指摘。

 被告側は、職業選択や表現の自由にも反するとして無罪を訴えていたが、施術には皮膚障害を起こすリスクがあり、医学的知識や技能が不可欠と認定された。まだまだ、タトゥーが市民権を得るには彫師側のハードルも高いようだ。

 今回のアンケート調査結果では、9割超のタトゥー派が「消せない過去」を後悔しているようだが、アムロ引退の衝撃ははたして「タトゥー流行の終焉」に結びつくのかどうか、そんな視点からも彼女の去り際に注目したい。
(文=編集部)

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