「M字型薄毛」の悩みはヘアカットとパーマで解決!(depositphotos.com)
薄毛の中でも比較的、若年層から悩む人が多いのが「M字型薄毛」。額の生え際の両サイドが薄く、中央のみ毛が残るため、アルファベットのM字型に薄毛が進行するのが特徴だ。
初期の場合は前髪をストンと落していれば、他人には気づかれにくい。でも、なにもしなければ確実に剃り込み度が深まっていくから、いつまでも同じ隠し方だと、正直、不自然な感は否めないもの。
たまに電車の中で出くわす、この手の薄毛君――。「キミ、前髪のデザインさえチェンジすれば、メチャクチャあか抜けるのに……」
<すだれバング>こそ不自然に
M字型に限らず生え際が後退してきている薄毛の場合、どうしてもトップの毛や今ある前髪(バング)で無理やり隠しがちだ。でも、この「隠す」という行為が、他人にはかなり不自然に見えることもある。
隠すことで両端が全く透けない程度の薄毛なら、今のところまだセーフ。育毛ケアを心がけて進行を遅らせる、または毛髪を太く丈夫に育てていくことがベストだ。
その一方、「今ある前髪だけで上手くごまかせない」「トップの毛を無理やり前髪にしても透ける」、そんな場合は今すぐヘアスタイルをチェンジすべきだ。
この状態は、俗に言う「すだれ前髪」で、毛で隠せない透けた額に目が行きがち。実状よりも薄毛の印象を他人に与えてしまう。また、毛髪自体も細く軟毛になっているため、ちょっとした風でもペラペラと前髪が乱れやすい。
それをごまかそうとハードスプレーで固めてしまう人もいるが、弱った髪にハードスプレーをたっぷり吹き掛けると、ゴワゴワとした質感が悪目立ちするので絶対にNG。むしろ、人の目を引き付けるので注意したい。
無理やり隠すな! カット&パーマが最良方法
育毛には、睡眠や食事、ストレスの軽減など日常のケアが大切――とはいえ、今の状態を何とかしたい「M字型薄毛」。
ではどうするか? 一番ナチュラルかつ即効カバーをする方法はヘアカットとパーマだ。額の生え際が薄い場合、ここに生えている毛は昔より確実に毛が軟弱化している。だから伸ばすとペラペラで、すだれのような不自然な前髪になる。
男性に人気のヘアスタイリスト、「MAGNOLiA omotesando」のDAISUKEさんは次のように話す。
「額がM字型に後退している方は、周辺の毛が内側(眉間の位置)に入りやすいので、余計にスカスカして見えます。また、フロントの毛が薄い分、見た目にボリュームもありませんから、横から見た時にシルエットが貧相になります」
「これを解消するには、前髪に重さを残してカットを施したら、毛の薄い部分にパーマでウェーブの重なりを与えます。曲線を重ねることで自然と薄い部分が隠れ、透け感が出てもナチュラルな印象に」
実際に、DAISUKEさんが提案するデザインの一例を紹介しよう。