ブロッコリーの新芽に「育毛」効果が ! 薄毛治療も養毛剤も必要なし!?

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
hp_0717.jpg

万能野菜の「新芽」には、さらなる驚きの効用が。

 いつの時代にも「薄毛」に悩まされる男性は数多くいる。髪形に工夫をこらし、「七三分け」ならぬ「一九分け」にしてみたり、全体をふんわりと盛り上げてみたり、あるいは「ええいっ!」とばかり潔くスキンヘッドにしてみたり、とにかくさまざまな「手」を使って「薄毛」を目立たせなくするようにしてきた。

 以前は、薄毛対策といえば「カツラ」と相場が決まっていたが、最近では頭髪や頭皮のヘルスケアや養毛剤などによって自身の「髪の毛」そのものを育てる方法もあり、世の薄毛男性に希望の光が見えてきたのは確かだ。もちろん、誰にでも効果の上がる決定打はなかなか生まれないが、この分野の進歩はめざましいといえる。
 
 そして、またひとつ、新たな育毛法誕生の可能性が生まれた。近畿大学薬学部の医療薬学科公衆衛生学研究室(主宰・川崎直人教授)と「毛髪クリニック リーブ21」との共同研究により、育毛効果の認められる成分が発見されたのである。それはブロッコリーから抽出されたエキスであった。この成分、私たちの食するブロッコリーの塊(これは小さな蕾が無数に連なっている状態である)からではなく、「ブロッコリースプラウト」という、発芽したばかりの新芽から抽出されたのである。

 スプラウトというのは、カイワレダイコンのように種子から芽がひょろひょろと伸びてきた状態だ。モヤシは、大豆や緑豆のスプラウトのことである。

 もともとカイワレダイコン、トウミョウ、ソバノメなどに加えて、ブロッコリースプラウトにもビタミンCやビタミンEなど各種ビタミン類が多く含まれていることが知られており、健康食品として注目されてきた。

 そして、今度は育毛効果のある成分も含まれていたというわけである。

新芽のエキスが毛髪の「根」を増やす

 ブロッコリーはアブラナ科の野菜である。いつも食べているブロッコリーも健康食品の代表格であり、あの小さな蕾の束にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸などが豊富に含まれている。さらに、ビタミン以外にもスルフォニファン(抗がん作用)、アリルイソチオシアネート(血栓防止)、フィトステロール(コレステロール吸収を抑制)などが含まれ、ブロッコリーは健康に役立つ栄養素の宝庫といえる。

 今回、育毛効果があると判明したブロッコリースプラウトのエキスだが、研究の結果、毛乳頭細胞の増殖(約1.8倍)や、細胞分裂などを促進する因子やタンパク質の遺伝子発現を増加(約1.4倍)があることがわかったのである。

 毛が育つとはどういうことなのだろうか? 毛の根には毛包基部という部分がある。ここから発毛シグナルという信号が毛先に向けて送られ、それを受けた場所ごとに育毛を助けるような物質を分泌するなどの仕事を行なうのである。そのシグナルを送る司令塔のようなものが、毛乳頭細胞なのだ。だから、毛乳頭細胞を増殖させるということは、それだけ育毛効果が高まっていくことになる。

 今のところ、まだブロッコリースプラウトの中のどの物質が毛乳頭細胞の増殖などに関わっているのかは明らかになっていない。そのため、ブロッコリースプラウトを食べることで育毛効果が期待できるのかどうかもわかっていないのである。

 今後は、スプラウトの成分を分析していって、そこからいよいよ薄毛に悩む方々への朗報が届くことになるのではないだろうか。【ビジネスジャーナル初出】(2014年7月)
(文=チーム・ヘルスプレス)

アトピーの元凶は「スキンケアの常識」!「肌に優しい洗顔料」など存在しない
インタビュー「カウンセリングでアトピーを治す!」第2回:須階富士雄医師(芝皮フ科クリニック院長)

アトピー性皮膚炎は非常に厄介な病気である――。この不可解なアトピー性皮膚炎の原因として、患者やその家族の心の問題にいち早く着目し、治療に取り入れているのが須階富士雄医師(芝皮フ科クリニック院長)だ。第1回「アトピー性皮膚炎に心理療法を! 患者の話を聞くだけで完治したケースも」

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛

小笠原クリニック札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認…

横山隆