最愛の小林麻央さんを亡くしたときに……市川海老蔵さんの自己解決「セルフケア」とは

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海老蔵流の自己解決法は「セルフケアの天才」

 「こんな患者とこんな夫の例は、私自身のキャンサーサポート(がん患者及び家族の心身ケア事業/グリーフ・ケア事業等)活動15年目にして、初めて出会ったように感じます」

 「海老蔵さんは素晴らしいパートナーとして奥さんを守り、サポートなさった。そして、その日々を多くの方たちが見守った。彼らは日本の患者たちの見本であろうと思います」

 さらに人間行動学も学んだ立場から寺田さんは、海老蔵流の自己解決法を「セルフケアの天才」、つまり「自己問題解決の天才」と評価し、こうもコメントしてくれた。

 「奥さんの闘病に伴走して結果、最愛の妻を亡くした。その悲嘆に暮れることもなく、まさにその日も夫は舞台に立った。なんという心の切り替え力……困難のなかへ自らを投じる、困難を恐れずに勇気を持って立ち向かえる人」

 「市川海老蔵は、歌舞伎の世界でさまざまな役を、つまりはさまざまな人間性を演じることでこの世の無常を実体感し、この世を知り尽くしているのかもしれないとさえ思えました」

海老蔵さんがつぶやく「私のやり方で許してください」

 寺田さんがふだんから大事にしているのは「あなた(患者)のなりたいことを見つけるためのアプローチをする」サポート意識だという。その点においても海老蔵・真央夫妻は「日本の患者たちの見本」だと強調する。

 「自分を精一杯生き、大事にできる人は他者も大事にできる。その重要性を知り、自らそうしている人は他者のありのままを愛せるし、許せるのです」

 「麻央さんのコトバにもありましたよね。ありのまま、なりたい自分になる――それを互いにできるって素晴らしいことなんです。それが愛であり、自己実現(self-development)、自己一致(self-care)なんですね。でも、誰もが案外、自分が本当にしたいことを追及しないものです」

 海老蔵さん自身がつぶやいた「私のやり方で許してください」という真意を一番理解し、受けとめているのは天国の麻央さんに違いない。それこそ、外野がとやかく言う筋合いの問題ではないだろう。
(文=編集部)

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