ブロッコリーは「スーパーフード」! 新芽の物質は「糖尿病」「薄毛」の救世主か

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ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)は育毛効果も期待大

 ところで、話題のスルフォラファンを多く含有する新芽(ブロッコリースプラウト)。そのスーパー効果を探求する実験に関しては、日本の研究陣も決して遅れを取っているわけではない。いや、むしろ先を行っているというべきか?

 遡ること3年前(2014年3月)には「ブロッコリースプラウトに育毛効果!」という、薄毛で悩む方々には見逃せない朗報が公表されている。

 これは、近畿大学薬学部医療薬学科公衆衛生学研究室(主宰:川崎直人氏)と、株式会社毛髪クリニックリーブ21(以下「リーブ21」)の共同研究による成果だ。

 ブロッコリースプラウトのエキスが「毛髪の成長シグナルを調整する毛乳頭細胞の分裂を促進」し、「遺伝子を活性化」して育毛効果が期待できる点を示唆したもの。

 共同の育毛評価試験の結果では、前掲の毛乳頭細胞が約1.8倍に増殖し、細胞内のVEGF(血管内皮増殖因子)とBMP4(骨形成タンパク4)が約1.4倍に上昇した。

 とにかく、この大注目の<新芽エキス>は、抗がん・抗菌・抗酸化など、実に多岐にわたる作用が報告されている。

 「育毛効果」も期待できるとなれば、ステーキ大好き男性陣の<脇役>を見る眼も変わってくるというもの。近大とリーブ21の共同研究が新たな知見を公表する日を待ちたい。
(文=編集部)

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