危険な食後高血糖! 最新の測定マシーンで「隠れ糖尿病」の早期発見を

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これがタニタの電子尿糖計「UG-201」。外出先でも測定できる。

 厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」(平成23年度)によると、糖尿病が強く疑われる人と、その可能性が強く否定できない予備軍を加えた合計は、成人の27.1%。つまり、国民の4人に1人が糖尿病かその予備軍であることが明らかになった。まさに糖尿病は国民病だ。

 糖尿病の「糖」とは、血液中の「ブドウ糖」のこと。血液によって運ばれ、全身の細胞のエネルギー源となる。このブドウ糖の量(血糖値)が下がらず、高いままの状態が持続しているのが、糖尿病患者だ。

 食事をとった後は誰もが血糖値が上がるものだが(正常値=空腹時100mg/dl未満、食後140mg/dl未満)、糖尿病予備軍や隠れ糖尿などの要注意群は、食後だけ血糖値が高くなることがある。耳慣れない言葉だが、これが食後高血糖だ。

 一般的な健康診断では空腹時血糖を検査することがほとんどで、だいたいが結果は「正常」と出る。ここで安心するのは禁物! 食後高血糖を放置しておくと、将来、糖尿病に進行する可能性があるのだ。

 隠れ糖尿病を探し出し、早期発見・早期治療の手立てをしようというのが、医療機器メーカーのタニタが発表した自己検査用・電子尿糖計「UG-120」(本体・別売カートリッジともオープン価格)だ。

 尿糖とは、血液中のブドウ糖(血糖)の余剰分が尿中に排泄されたもの。血糖値は採血した時の数値しかわからないが、食前と食後の尿糖値を測定することができれば、食後どれだけ高血糖状態があったかがわかるのだ。

自己チェックいろいろ、試してみては?

  

 馴染みのない電子尿糖計だが、それもそのはず、これまでは高度管理医療機器(クラスⅢ)に分類され、告知活動や販売ルートが制限されていた。一昨年5月の薬事法改正に伴い、新たに管理医療機器(クラスⅡ)電子尿糖計がカテゴライズされ、家電量販店やドラッグストアで販売されるようになった。電子尿糖計「UG-120」は法改正後の第一号。血圧計と同じように手軽に購入できるようになった。大手家電量販店では、すでに血圧計と並んで置いてある。売れ行きも堅調のようだ。

 使い方は簡単、電子尿糖計の先端にあるセンサー部分に直接、尿をかけるか、採った尿に電子尿糖計を挿してかき回すだけ。わずか6秒で測定できる。尿糖値を0~2000mg/dlまでデジタル表示し、カートリッジは約200回(取り付けから60日以内)も使用可能。「食後高血糖を簡単に確認できる」「痛くない」「自宅で毎日続けることができる」などの長所がある。また、1日における食事や運動と尿糖値の変化の関係を知ることができ、生活習慣を改善するきっかけになる。メーカーでは、食後高血糖の状態をチェックするためには、食事直前に一度排尿したうえで食後1〜2時間程度の尿糖測定を勧めている。

 無料で糖尿病の簡易検査ができる一部の保険薬局もある。検査方法は指先に針を刺して血液のヘモクロビンA1Cの値を測定するというもの。東京都足立区、徳島県の20店舗の薬局で行っており、対象は糖尿病の治療を受けていない人である。

 手軽に血糖値コントロールの目安となる自己チェックグッズもそろってきた。まずは特長を知って早期発見の手立てに試してみてはどうだろうか?
(文=編集部)

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