犬・猫の認知症は早期発見・予防が決め手! ペットの認知症の予防方法・症状とは?

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認知症を深く理解し、無麻酔でCT診断できる動物病院が理想的

 診断・治療を受ける動物病院を選ぶ時の注意点は何だろうか?

 認知症に対して臨機応変に即応できる病院はまだ限られるので、病院に行く前に、たとえば「12歳の柴犬ですが、そちらの病院で認知症の診断・治療は受けられますか?」と電話で確認するのが賢明だ。

 症状が進んだイヌは、夜鳴きすることがあるため、対応する夜間診療の病院を探しておく。診断を受ける時は、問題行動をスマホなどで動画撮影し、獣医に見せるのも大切だ。

 イヌやネコが10歳以上になる前に、掛かりつけの病院を見つけておけば、認知症の兆候があれば抗酸化作用を強化したオメガ3脂肪酸などの食餌療法、肥満なら高齢用のダイエット療法、関節炎なら痛みと炎症に作用する食餌療法を提案してくれるだろう。

 できれば、認知症を深く理解し、無麻酔でCT診断できる病院ならば理想的だ。

 兎にも角にも、愛犬、愛猫との絆を深める、それが原点。慈愛こそが認知症の予防・治療につながると信じたい。わが家のワンニャンのためにやるべきことはいくらでもある。焦らず、慌てず、諦めず。この決心を忘れずに接していたい。

※参考文献:「犬の痴呆症判断基準100」内野富弥/日本動物病院福祉協会(JAHA)小宮山典寛「三鷹獣医科グループ・新座獣医科グループ」

(文=編集部)

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