喫煙で急性骨髄性白血病の発症リスクは2.2倍! それでも受動喫煙規制に及び腰の自民党

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2015年の喫煙率は、男性30.1%、女性7.9%〜受動喫煙対策に政府の腰は重い

 このような数々の研究データを確認するまでもなく、喫煙は重篤な全身疾患を誘発する致死的なリスクファクターだ。

 肺がん、口腔がん、食道がん、胃がん、肺がん、膵臓がん、中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がん、腎盂尿管がん、膀胱がんなどはもちろん、心筋梗塞、脳卒中、突然死、末梢血管障害などの心血管疾患、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎、肝炎、歯周病などの消化器疾患につながる。

 2015(平成27)年の喫煙率(習慣的に喫煙している人の割合)は18.2%。男性が30.1%、女性が7.9%だ。しかし、30代男性は41.9%、40代女性は11.7%と、依然として高止まりしている。しかも、喫煙による死亡者は年間およそ13万人、受動喫煙による死亡者はおよそ7000人。がんによる死亡者は年間約7万7400人、受動喫煙による死亡者は約2120人と推計されている。

 4月7日に来日したWHO(世界保健機関)のアサモア・バー事務局次長は、受動喫煙防止やタバコのない五輪対策の徹底を強く求めた。『受動喫煙の対策は後進国? 「日本は時代遅れ……」WHO幹部が見かねて苦言』

 しかし、政府の腰は重い。さらに、厚労省は、受動喫煙対策を強化するために健康増進法の改正をめざしているものの、居酒屋や焼き鳥店などを除くアルコールを提供する一部小規模店を例外化し、「飲食店をすべて原則禁煙」に及び腰になっている。

 喫煙と急性骨髄性白血病の発症リスクの関連性を確認した今回の研究。リスクはどんどん明らかになっていくも、選挙を気にして受動喫煙対策に及び腰になっている自民党。国民の生命を守る責務を放棄していないか?
(文=編集部)

*参考文献
厚労省がん統計:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai.../0000092461_1.pdf
国立がん研究センターがん登録・統計:http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
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