離婚した父親が「わが子に会えない」という社会問題〜筆者が語る<漂流する父親たち>

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 本サイトの執筆者の一人で、フリーライターの西牟田靖です。私はこれまで、本サイトのような医療コラムのほか、日本の国境や旧植民地を回った歴史ルポなどを手がけてきました。

 そして今回、さらにガラリとテーマを変えて、親権の問題や男性差別をテーマにした書籍を出版しましたので紹介させてください。

 それが1月に出版した『わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち』(PHP研究所)です。この本は、妻との別れを機会にわが子と会えなくなってしまった父親たち18人のインタビュー集。彼らには、わが子に会えなくなってしまった経緯のほか、これまで送ってきた人生について聞かせてもらいました。

テーマのきっかけは自分自身の別離

 このようなテーマを手がけるきっかけとなったのは、私自身の別離でした。ずっと家族として一生一緒に暮らしていくつもりだったので、「別れ」は私にとって青天のへきれきでした。突然ひとりぼっちとなってしまい、精神的なショックから体重を10キロ以上減らしました。

 そして、立ち直りのきっかけを模索する中で出かけたのが、同じ境遇にある当事者のみなさんとの交流会でした。妻が子どもを連れて家を出て行ったり、夫が家を追い出されたり……。それぞれの経緯を語り合うことで、精神の安定を取り戻していったのです。

 交流会で気が付いたことは、皆さん、私など比べものにならないぐらい大変で、悲惨な目に遭っているということでした。子どもに会えなくなる状態については私も経験しています。

 しかし、その後、調停や審判、裁判という形で争ってはいません。司法の場で争った方のお話しを聞くにつけ、そうした争いをしなくてよかったと思う一方、「司法が不幸を助長」する傾向にあることに気がつきました。

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