医師234人が23種類の診断コンピュータに勝利! AI実用化で深まる「患者との信頼関係」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

AIの実用化が、医師の負担を減らし、患者との信頼関係も深める

 たとえば、東京大学医学研究所ヒトゲノム解析センターの宮野悟センター長は、2015年7月にIBMのAI「Watson(ワトソン)」を導入。

 Watsonが血液腫瘍を中心とする2000万件以上の研究論文や1500万件を超える薬剤の特許情報を学習し、患者の症状やゲノム情報から原因疾患と治療法を探索・推論する診療システムの開発をめざししている。

 また、自治医科大学地域医療学の石川鎮清教授は、ディープラーニング(深層学習)を活用した総合診療支援システムのホワイト・ジャックを複数の企業と共同開発。

 ホワイト・ジャックが自治医科大学に蓄積された8000万件の診療情報やレセプトデータの他、鑑別の感度・特異度に関する研究論文を学習し、患者の症状から複数の鑑別疾患を挙げながら、発症の確率を割り出す診療システムを構築しつつある。

 このように推論・学習するコンピュータやAIの実用化が進めば進むほど、医師の負担が軽減され、医師はより効率的に高精度の確定診断が行えるので、患者との信頼関係もますます深まるにちがいない。医師をサポートするコンピュータやAIの活躍に期待しよう。
(文=編集部)

<和温療法>は医療の基本 女性の更年期障害・不定愁訴を大幅に改善
インタビュー「性差医療をめぐって」第3回 静風荘病院・天野恵子医師

「性差医療」のパイオニアである天野恵子医師(静風荘病院・埼玉県新座市)へのインタビュー第3回は、現在、天野医師が最も注目している療法のひとつである「和温療法」について伺う。
第1回<性差医療>っていったい何? 心筋梗塞や動脈硬化でも男女で症状に違いがある!
第2回 全国の「女性外来」の共通のモットーは「紹介状は不要」「症状は問わない」「初診に30分かける」」

大阪大学大学院言語文化研究科教授。米国ウィスコン…

杉田米行

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘

藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。慶應義塾大…

堤寛