日本では<ウサギの眼球がただれる様子>を観察! 欧米は化粧品の動物実験を廃止

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
124776448.jpg

痛くても鳴き声を出さないウサギで実験(shutterstock.com)

 9月20~26日、全国の自治体で「動物愛護週間」のさまざまなイベントが催される。

 「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深める」のが目的だ。

 これらのイベントでは、イヌやネコなどのペットに焦点が当てられがちだが、いま波紋が広がっているのは、<動物実験>の是非だ。

 私たちのカラダに取り入れられる製品の安全性は絶対だ。しかし、医薬品や薬品、化粧品、食品添加物……市場に出ている多くの製品は、実験動物の犠牲の上に成り立つ。

 これらの安全試験に使われているのは、マウス、ウサギ、モルモットのほか、イヌやサルなど。これら実験動物は<使い捨て>だ。日々、実験に使われては<廃棄>される。

 ところが、「化粧品のための動物実験は不要ではないか」というムーブメントが世界的に起こっている。

ウサギの眼球がただれる様子を観察

 化粧品のための主な動物実験は、ひとつは「ドレーズテスト」(眼刺激性試験)。眼への刺激を確認するために、動物の片目に薬品を入れ、もう片方の目との反応を比較する。

 ウサギは、涙の量が少なく薬品が流れにくいので、よく使われる。動かないように頭を固定され、まぶたをクリップ止めされ、薬品で眼球がただれる様子を観察する。

 あまりの痛さにもがき死ぬウサギ、暴れて首の骨を折って死ぬウサギも多いとされる。痛くても、鳴き声を出さずに静かなのも、ウサギが適している理由だ。

 皮膚刺激の試験も、化粧品開発においては重要だ。実験動物の毛を剃り、背中に薬品を塗り、皮膚の損傷具合を観察する。この実験は、何日かかけて行い、時間の経過に伴って、炎症を起こしたり、水ぶくれがひどくなったりする様子を見ていく。

 毒性が強いと、皮膚が焼けただれたりして、実験半ばで死ぬ動物もいる。よく使われるのは、モルモットやウサギだ。

 現在の化学技術なら、コンピューターや培養細胞を用いた実験で十分に代替できる。あるいは、すでに安全性が確認されている原材料も山ほどある。はたして、私たちがキレイになるために、動物の犠牲はいるのか? その答えのカギは、諸外国にある。

若いうちのEDは動脈硬化注意のサイン~不妊の原因の半分は男性である!
インタビュー「目指せフサフサピンピン!男性専門クリニック」第3回・メンズヘルスクリニック東京・小林一広院長

テストステロン(男性ホルモン)の存在に着眼し、AGA(男性型脱毛症)治療、男性皮膚治療、男性更年期、前立腺がんのサポート、男性不妊など、男性の外見や内面の健康に関わる様々な治療を独自の視点から行うメンズヘルスクリニック東京(東京・丸ノ内)の小林一広院長。第3回目は「男性妊活・男性力」について。
第1回AGA治療はコスパが重要~薄毛の悩みを抱える人は1200万人
第2回男性6人に1人が「隠れ更年期障害」! 更年期障害は女性だけの病気じゃない!!

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

滋賀医科大学社会医学講座(法医学)教授、京都府立…

一杉正仁

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘