女子高生が殺処分ペットの骨で花を咲かす!〜年間10万匹殺される犬猫を“ゴミ”にしたくない!!

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この世に受けた生を全うしてほしいが……(shutterstock.com)

 2月22日は「猫の日」。この日のNHKニュースで猫関連グッズによる経済効果について取り上げていた。関西大学の宮本勝浩教授の試算によると、キャットフードや動物病院代はもちろん、猫関連本や映画、グッズ、猫にあやかる観光などなど「ネコノミクス」による経済効果は年間約2兆3000億円にものぼるという。

 これだけもてはやされている一方で、殺処分される猫・犬は未だに少なくない。環境省によると、平成26年度の猫の引き取りは9万7922匹、犬5万3173匹。うち殺処分になったのは猫7万9745匹、犬2万1593匹――。

 徐々に減ってはいるものの、年間で合計10万1338匹もの命が「処分」の名の下に奪われているわけである。しかも、決して安楽死ではなく、日本の大多数の自治体では、二酸化炭素(炭酸ガス)を使用しているので、もがき苦しみながら死んでくのが現実だ。

泣きながら砕いた骨で、花を咲かせる

 こうして殺処分された犬や猫の骨が、事業系廃棄物としてゴミと同様に処分される青森県の現状を知った十和田市の三本木農業高校の女子生徒が、「せめて土に還してあげたい」と2012年から取り組んでいるのが「いのちの花プロジェクト」だ。

 焼却後の骨を引き取り、首輪やリード、ネームプレートなどを取り除いたら、骨に園芸用のレンガを打ち下ろして細かく砕く。その作業はつらく、「ごめんね」と泣きながら砕いていくという。

 そして骨が粉状になったら土に混ぜ、プランターに入れて花の苗を植える。やがて花が咲いたら、殺処分の現状を訴えつつイベントなどで鉢植えを配るそうだ。この活動にはタレントの滝川クリステルさんも賛同し、このプロジェクトを支援している。

 女性高校生の純粋な思いから産まれたこのプロジェクトによって、「引越し先で飼えないから」「たくさん産まれすぎた」「言うことをきかない、可愛くなくなった」「長期の旅行に行くから」などというふざけた理由でペットを安易に保健所に持ち込む人が少しでも減ることを期待したい。

 先の環境省のデータ「犬、猫の引き取り」のうち、飼い主から持ち込まれた犬は7843匹、猫1万6542匹も上るのだから。持ち込んだ飼い主は、たんに「引き取ってもらう」のではなく「殺す」という認識を持ってほしいものだ。

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