経皮吸収率が高い赤ちゃん・子ども・老人は要注意
抗菌石鹸などに殺菌成分として使われているトリクロサンは、経口・皮膚を経由して簡単に体内に浸透する性質がある。ミシガン大学の調査では90人中37人(41%)の尿・血液・鼻水・母乳などからトリクロサンが検出されている。
母乳からも検出されているということであるから、母親から子どもの体内にも移動してしまうと考えられる。
「経皮毒」から家族を守るには、日頃、使っている日用品をチェックし、成分に有害な化学物質が使用されていないかをよく確認することだ。決して「ちょっと気になるけど食べるものではないから大丈夫でしょう」とか思わないことだ。
ネットなどで探せば、皮膚に使用する商品でも安全でしかもコストパフォーマンスの良い製品は多くある。
特に注意が必要なのは経皮吸収率が高いといわれる、赤ちゃん、子ども、そして老人の方だ。とりわけ、赤ちゃんは皮膚のバリアである角質層が未形成なので、無防備に有害化学物質を受け入れてしまう。
たとえ微量でも、有害な化学物質を毎日、皮膚から吸収していけば、それらの一部は体内に蓄積していくということを忘れてはいけない。
シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」バックナンバー
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