連載「頭痛の秘密がここまで解き明かされてきた」第12回

処方薬「トリプタン」は急性片頭痛の救世主! 5種類の薬の特徴、服用の仕方、副作用は?

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5種類のトリプタンの使い分けは?

 では、これらトリプタンをそのように使い分けて服用したらいいのでしょうか?

 オレンジ味の「ゾルミトリプタン(商品名:ゾーミッグ)」とミント味の「リザトリプタン(商品名:マクサルト)」は水なしで口腔内に溶けるので、どこでも飲めるメリットがあります。そのため仕事中など水が近くにない時に使いやすいと言われています。ただし、口腔から吸収される訳ではないので、唾液と溶けた薬剤を早く飲み込む必要があることを忘れないでください。

 早い効果の「リザトリプタン(商品名:マクサルト)」と効果の長い「ナラトリプタン(商品名:アマージ)」は、自分の片頭痛発作時のタイミングを熟知して服用しましょう。たとえば「このまま痛みが続くと、この後で寝込むくらい頭痛が痛くなる」と予測できたら、早い効果のマクサルトを内服しましょう。そうすれば寝込む頭痛を抑えることができるなど、自分の頭痛と内服薬剤の相性のようなものがあります。また、一旦おさまった片頭痛が再度ぶり返して痛みが強くなるようなタイプの頭痛が多い人には、アマージが良い適応かもしれません。

 吐き気や嘔吐をともなう片頭痛発作で水も飲めないような場合は、内服薬ではなく点鼻薬や注射薬があるスマトリプタン(商品名:イミグラン)が有効です。

 これらトリプタンは医師の処方箋のいる薬剤ですので、医療機関の医師とよく相談されて、みなさんの片頭痛発作の痛みをうまくコントロールされることを期待しています。


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