医療者が踊る、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」~「幸運をすべての人間に!」

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すべての人に幸運を!(shutterstock.com)

 21府県のがん患者約64万人を追跡調査した「5年後の生存率」が先日、国立がん研究センターなどの研究班から発表された。これは診断から5年後に生きているがん患者の割合が、日本人全体の5年後に比してどれくらいかを示すものだ。

 今回は2006~2008年にがんと診断された患者が対象とされた。同生存率は62.1%、過去2回の調査結果よりも3~5ポイント高めで、緩やかな向上を示した。あくまでも統計上の数値とはいえ「緩やかな向上」は、がんに罹った人、罹っている人にとっては少なからず朗報だろう。

 最近の新聞広告には、一部週刊誌の「あの薬はダメ!」「こんな医者はやめろ!」という特集見出しが競うように躍る。脅迫文めいていて、気分が萎えてくるほどだ。

 そんなテーマが各誌で特集されるのは、好調な売れ行きを支えているからにほかならない。医学・医療特集という鉱脈を採掘したかのような拡大・連発ぶりだ。

「知りすぎた患者」は損をする!?

 これらの医学・医療特集の源流は、やはり近年巷を騒がしてきた「抗がん剤論争」だろう。

 最近では「エビデンス(科学的根拠)」という言葉もすっかり市民権を得て、そんなキーワードを口にする患者の姿も珍しくなくなった。

 だが、他方でそういう<賢い読者(患者)>の増殖現象に一石を投じる、若手医師も現われている。患者に寄り添う新たな治療観の新潮流を形成しそうな勢いだ。

 <「医者と患者が対等」なんて大間違い! テレビで見た情報で自己診断してしまう「患者様」。やたらとレントゲンやMRIを撮りたがる「患者様」。ネットで医者の評判をチェックする「患者様」……。そんな「小利口な患者様」は、けっきょく損をする。それはなぜか?>

 これは内科医で感染症専門家の岩田健太郎氏の著書『患者様が医療を壊す』(新潮選書)の販促コピーである。最後には、こう謳っている。

 <「お医者さんはえらい」というフィクションを信じることから、ほんとうの「患者中心の医療」が始まる――。意外な視点から、医療現場の対立構造を解きほぐす、快刀乱麻の一冊。>

子どもが発熱してもあわてない! 薬を減らして免疫力を育てよう
インタビュー「飲むべきか、飲まざるべきか、それが薬の大問題」第1回・とりうみ小児科院長・鳥海佳代子医師

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