インタビュー「若年性更年期障害」第3回 ポートサイド女性総合クリニック「ビバリータ」院長・清水なほみ医師

若年性更年期障害を発症しても妊娠できる!? 大切なのは卵巣機能低下の予防法を知ること

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病名をつけてもらいたい人は、病気のせいにしたいから

――先生が提案する方法はどれも自分でできることですね。人によっては、生活習慣も自分で変えられない人もいます。その場合はどうしたらいいでしょう。

 病名をつけてもらいたい人は、病気のせいにしたいからだということを感じます。自分のせいにしたくないのでしょう。その場合は、人の手をうまく借りて、助けを求めることをお勧めします。

 自分の力でうまくコントロールできずに不調を感じても、どこに相談したらいいかわからない人もいます。困ったときは普段から気軽に相談できる、かかりつけ医を見つけましょう。かかりつけ医は家庭医ともいわれるホームドクターのこと。「気になったらとにかく行ってみる場所」です。婦人科である必要はないので、まず近所のクリニックで、相談しやすいドクターを見つけましょう。症状によっては専門医を紹介してくれることもあります。

 思い込みで病気と自己判断しないで近くの信頼できるホームドクターに相談してみること、不安を和らげ、ストレスを軽減することに繋がりますね。
(インタビュー・文=夏目かをる)

清水なほみ(しみず・なほみ)
ポートサイド女性総合クリニック「ビバリータ」院長
2001年、広島大学医学部医学科卒業。広島大学附属病院産婦人科、中国がんセンター産婦人科、ウィミンズウェルネス銀座クリニック、虎の門病院産婦人科を経て、2010年9月「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業。
日本産科婦人科学会専門医、 日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。
所属学会:日本産婦人科学会・日本性感染症学会・日本思春期学会・日本不妊カウンセリング学会

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