連載「更年期をのりこえよう!」第19回

更年期外来では実際どんなことをする? 治療には必ずゴールがある

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治療後は最低でも年に1回は婦人科健診と血液検査を

 以上のカウンセリングと検査結果をつきあわせて、その人にぴったりと合った治療法を考えていくのである。医師は、患者の年齢や既往歴、家族歴などを勘案して、一人一人の体質に合った薬、投与方法、投与期間を選択し、きめ細かな対応をしていく必要がある。

 HRT開始後は、不快症状が改善しているか、不正出血などのマイナートラブルがないかを、毎月、問診にてチェックして、結果を治療にフィードバックしていく。そして、最低でも年に1回は婦人科健診と血液検査を実施して、治療効果の判定とともに、副作用が出ていないかを慎重にフォローアップしていかなければならない。

 忘れてはならないのは、更年期障害の治療には必ずゴールがあるということだ。人間の体は順応性に富んでいて、健康を維持するために体内環境を一定に保とうとする働きがある。これをホメオスタシス(恒常性の維持)という。

 閉経後、数年経って、ホルモンバランスの乱れに体が慣れてくれば、不快症状は次第に落ち着いてくる。症状が落ち着けば薬の投与量を減らしていき、最終的に薬の助けなしでも日常生活に支障がなくなれば治療は終了となる。トンネルの出口は必ず存在するのである。

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