肌が「コゲ」つく!?
この糖毒性とも呼ばれる「糖化反応」について補足すれば、過剰で行き場をなくした糖(グルコース)が体内のタンパク質や脂質と結合してしまう状態。
皮膚にあるコラーゲンなどのタンパク質に糖化反応が起きるとAGEs(終末糖化産物)が生成され、これが硬化変性を伴うため、肌が茶褐色に変色して固くなるのだ。
糖化の身近な例としては、パンケーキの表面にできる焼き目や、保湿器内のご飯が黄ばんで硬くなる現象を思い浮かべていただきたい。同じ現象が人体内でも起きる次第で事実、この糖化反応をアンチエイジング界では「コゲ」と呼んでいる。
皮膚を構成する主成分のコラーゲンが、タンパク質でできているのは周知のとおり。その形状も構造もバネの役割に喩えられるが、反面、糖と反応すれば肌は硬くなり、弾力を失ってしまう。
加齢に伴う皮膚の老化には、赤みの減少や明るさの低下、黄みの増加などがあり、結果として肌のくすみが生じる。主因はシミなどの色素沈着や角質層の肥厚、血流の低下などにあるが、近年話題を集めているのが、この糖化反応(メイラード反応)だ。
話題ドラマのヒロイン像を裏読みできる中谷さん自身のコラムも、こんな締めのコトバで括られていた。
「また、糖は肌のくすみの原因ともなります。そうです、糖質制限は、私にとって有効かつ盤石な健康法であり、美容法でもあるのです」
ならば当記事は「糖質制限で夏までに中谷美紀になる!」とでも締めておきますか。
(文=編集部)