女優・中谷美紀さんの美容術、糖質制限が美肌を生む仕組みとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
kekkonndekinai-2.jpg

中谷美紀さんの美容術とは?(写真はドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』の公式HPより)

 現在放送中のTBS系金曜ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』のヒロイン・橘みやびは、東京・青山で美容皮膚科クリニックを営む39歳の開業医という設定だ。

 その第一話で、独身女同士のグルメ女子会が描かれ、彼女がこんなセリフを言い放った。

 「日本酒は駄目、糖質が高いから。白米も私はナシで結構です」

 舞台は、この日、初めて訪れた和風割烹『とくら』。中谷美紀さん扮するヒロインのそんな唐突な言い草に、藤木直人さん演じる店主・十倉誠司がにらみつけるというシーンだった。

 面白いのは、主役の中谷さん自身が、番組開始と相前後した朝日新聞紙上(4月17日付)の番宣的連載コラムで、次のような〝ヒロイン擁護〟を我が身に重ねて綴っていた点だ。

 「しかし、どうぞお許しを。みやびにも、私にも糖質を制限する正当な理由があるのです。私の主治医曰(いわ)く、糖質の摂取による血糖値の急激な上昇が、インスリンの過多をもたらし、低血糖状態を誘発することがあるそうです」

糖化反応の知識を体得しよう

 と、ここまでは、いわば血糖(値)の基礎知識、糖尿病をかかえる人々には常識だ。しかし、美人にして聡明なイメージの女優・中谷さんは、こう続ける。

 「すると、眠気、倦怠感に襲われ、下がった血糖値を上げようとアドレナリンなどが働くことで、今度はイライラの原因となります。」

 じつは中谷さん、昨秋放送のバラエティ番組内で、6年間にわたるベジタリアン生活を告白。その間の深刻な体調不良秘話(めまいや突発性難聴や情緒不安定など)も明かしていた。直筆コラムの行間にも、リアルさが感じられる。

 もし、こんな美人開業医が実在し、眼前で上記のような解説をしてくれてら、きっと男性患者の多くが身を乗り出して拝聴しているはず。さらに、この中谷さんのコラムが、同世代の女性読者層をも巻き込んで興味をひくのは、次の行からだろう。

 「また、糖質が過剰になった身体はまず糖から代謝しようとするため、脂質の代謝が後回しになるそうで、使い切れなかった脂質がニキビとなり、さらには、アドレナリンが化膿を促して、なかなか治らない大人のニキビ肌を完成するそうです」

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子