連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」第13回

激増する〝大腸がん〟を撃退するコツは?〜乳酸菌を含むヨーグルトや漬物で善玉菌を増やす!

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40歳を過ぎたら大腸内視鏡検査を(shutterstock.com)

 大腸がん患者が増え続けている。女性では部位別がんの死亡数でトップ、男性では肺、胃に次いで3位となっており、この順位は2003年以降、変わっていない。しかも大腸がんの患者数は、ここ20年間で2倍以上に増えており、毎年、女性では2万2000人以上のが、男性では2万6000人以上が命を落としている。

腸内環境をいかに整えるかが大腸がん予防のカギ

 大腸がんが増え続ける主な原因は、食事内容の変化だ。食事が肉食中心で欧米化してきたため、脂肪を摂りすぎたり、食物繊維が足りなくなったことが、その大きな原因として考えられている。

 また、極端なダイエットも大腸がんの原因の一つとなる。便となる食物繊維の摂取量が減って便秘になるうえ、善玉の腸内細菌の働きが弱まるためだ。

 脂肪を摂りすぎて食物繊維が不足した食生活を続けていると、腸内には悪玉菌がはびこるようになる。特にウェルシュ菌は、腸内で肉などのたんぱく質を分解する際にニトロソアミンという発がん性物質を生み出す。これが大腸がんを引き起こす原因となる。

 さらに悪玉菌は、脂肪を分解するために肝臓で作られる胆汁酸を酸化させ、二次胆汁酸という発がん促進物質を生み出す。つまり、腸内の悪玉菌をいかに減らすかが、大腸がん予防にとって重要なカギとなるわけだ。

 なお、肉類を食べすぎると胆汁が過剰に分泌される。これも発がん促進物質である二次胆汁酸を増やす原因となる。その意味でも肉類の食べ過ぎは避けたい。

 大腸がんの予防のためには、まず、肉類を食べすぎず、食物繊維が豊富に含まれている野菜や果物、豆類などをしっかり摂ることが大切だ。

 そのうえで、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌を多く含むヨーグルトや漬物などの発酵食品を摂っていく。大腸にビフィズス菌などの善玉菌が増えれば、悪玉菌が減り、ニトロソアミンや二次胆汁酸の発生を減らすこととなる。そのうえ、乳酸菌は免疫力を高めるため、がんになりにくい体を作る効果もある。

 実際、1994年に、大腸がん罹患率の減少を目指し、国では食物繊維と乳酸菌使った実験が行われ、4年間の追跡調査の結果、その効果が実証されている。腸内環境を整え、大腸がんを防ぐために、ぜひ意識をして乳酸菌の多く含まれている食品を摂取するよう心がけたい。

 大腸がん予防に関連する乳酸菌は、LKM512株、シロタ株、K-1株、BC90株(アルビン菌)などが挙げられる。

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