専用の「婦人体温計」を手に入れよう
基礎体温は、普通の体温計ではなく、ぜひ専用の婦人体温計を使用しよう。3000~5000円前後で購入できる。専用の婦人体温計が必要な理由はいくつかある。
●口内(舌下)で測れる
わきの下で測る普通の体温計は、寝汗で冷えたり、外気温に影響されやすいが、婦人体温計は舌下で測るため、深部体温に近い数値が得られる。
●メモリが細かい
通常の体温計で測れるのは小数点以下第一位までなので、「36.2℃から36.5℃まで0.3℃上がった。高温期に入ったとみていいのかな」と迷う。小数点以下第二位まで測れる婦人体温計ならば、上がったのが0.30℃か0.39℃かが精密にわかるため、そういった判断がしやすい。
●機能が豊富
基礎体温は毎日グラフにする必要があるが、専用の婦人体温計は、体温計内で記録できたり排卵日などが分かったり、パソコンに数値を移行できるものなど、便利な機能があるものがたくさんある。
もっとも面倒に感じる「毎朝、目が覚めたらふとんから出る前に必ず測る」という基礎体温計測の独自のルールだが、それを理由にやめてしまうのはもったいない。
起き上がってしまっても布団に戻ってきちんと測り、あとでグラフに「朝トイレ後の計測」「1時間遅れ計測」などと書き込みしておけばよいし、忘れた日は飛ばして記録すればよい。
習慣になれば数多くのメリットがあり、自分だけのグラフをつけてみると意外とひそかな楽しみになり、気分もアガる基礎体温計測、女性ならぜひ習慣づけたいものだ。
(文=編集部)