避難所では疎まれる「ペット」の現実~全国初の「犬の殺処分ゼロ」達成した熊本市でさえ

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
440637-2.jpg

ペットを置いて避難など……(shutterstock.com)

 震度7の激震に2度にわたり見舞われた熊本地震。地震直後は18万人を超えていた避難者が、3万7000人(4月28日現在、読売新聞)にまで減った。
 
 しかし、まだまだ多くの人が不自由な生活を強いられているのが実情。今回の地震であらわになったことの一つに、ペット連れの避難の難しさがある。

 西日本新聞(4月27日付)には、「ペット同行で避難所に入るのを断られた」という相談が600件あったこと報じられた。産経新聞(4月25日付)にも、「人の水もないのに犬に飲ませるのか」と言われた避難者の声が掲載された。

 大きな災害に見舞われたとき、ペットを連れてどこに逃げたらいいのだろうか?

動物愛護先進都市・熊本だが……

 熊本市は2014年度、「犬の殺処分ゼロ」を全国で初めて達成した。熊本市動物愛護センター「ハローアニマルくまもと市」の取り組みが全国的に注目され、視察や見学に訪れる人も増え、メディアに取り上げられる機会も増えた。

 いわば動物愛護先進都市である当地でも、「いざという時にもペットに手厚い保護を」というわけにはいかなかった。熊本市が作成していた避難所運営マニュアルには、「避難所側がペット同行者に配慮」するよう記載されていたというが、周知されていないからまったく機能していない。

 さらに、4月25日に更新された同市HP(政策局危機管理防災総室)には、「避難所でペットを飼育する場合も、居住スペースにはペットの持ち込み禁止」と記された。「ペットを連れて避難所に行けない」と判断した飼い主たちは、車中で生活することを選択せざるを得なかった人も少なくない。

 狭い空間での生活にストレスが溜まるうえ、エコノミークラス症候群を発症する飼い主、熱中症にかかるペットなど、人間も動物も心身の健康を害する要因は多かった。

妊活はシチュエーションを変えることも大事 不妊治療は愛情の確認から
インタビュー「『射精障害』での不妊が増えている」第3回:岡田弘医師(獨協医科大学埼玉医療センター・泌尿器科主任教授)

「非婚化」「晩婚化」と並んで、結婚した夫婦の間でも子どもができなくなっていることが、人口減少の一因であることは論をまたない。獨協医科大学埼玉医療センターの泌尿器科主任教授・岡田弘氏の診察室には、男性が原因で不妊となっている夫婦が数多く訪れる。なかでも近年、急速に増えているのが、挿入はできるけれど、女性の中で射精できない「膣内射精障害」だという。

Doctors Select

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫