謎が深まるプリンスの急逝 死因はドラッグ中毒か鎮痛剤常用の果てか?

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
new_prince001.jpg

プリンスの死を告げるイギリスの各誌(shutterstock.com)

  4月21日朝、米のスーパースター、プリンスがミネソタ州ミネアポリス近郊で急逝した。享年57。

 はじめはその死因は救急搬送時にインフルエンザではないかと報じられていたが、その後、ドラッグを常用していたのではないかなどとさまざまな憶測が流れている。

自宅で発見も、自殺の可能性はなし

 その日の朝、プリンスのスタジオ兼自宅ペイズリーパークを訪れた関係者が、エレベーター内で意識不明の状態のプリンスを発見した。ただちに通報し、駆けつけた救急隊員によって蘇生が試みられたものの、まもなく死亡が確認された。その後の司法解剖の結果、自殺の可能性は否定された。

 プリンス(本名 プリンス・ロジャース・ネルソン)は1958年、米ミネソタ州生まれ。1978年、作詞作曲とプロデュースを担当したアルバム「フォー・ユー」でデビュー。出世作の「パープル・レイン」は全米で24週1位、全世界で約2000万枚というモンスターヒットを記録した。

 これまでに発表したアルバムは49作、うちプラチナ以上のアルバムは13作。全米トップ10に入ったヒット曲は19曲に登り、トータルセールスは1億枚を超えている。

 4月14日にアトランタでピアノ弾き語りによるライブを行った後、プリンスはミネアポリスの自宅に戻るため、15日未明、自家用ジェットで移動を開始した。ところが機内で体調が急速に悪化したため、イリノイ州モリーンの空港に緊急着陸、病院へ緊急搬送された。

 医師は安静を勧めたが、個室がないことを理由にプリンスは入院を拒否、病を押して自宅へ戻った。そして16日にペイズリーパークにて開催されたダンスパーティに姿を現し、ファンに健在をアピールしていた。

インフルエンザと応急注射のミスマッチ

 当初、関係者は緊急着陸の原因を「インフルエンザ」だとコメントしていた。ところが続報によると、緊急搬送された病院でプリンスは「セーブショット」と呼ばれる応急注射を受けていたことが判明した。

 これは血流の中のヘロインや麻薬鎮静剤などのアヘン剤と闘うことを助ける作用がある。一般的には鎮痛剤の過剰摂取に対する対応としてよく使われる。インフルエンザとは関係のない薬剤が注射されていたのだ。

 ここで疑われるのは彼が麻薬中毒ではなかったのかということ。しかしプリンスはヒット曲「サイン・オブ・ザ・タイムス」(1987)でドラッグの蔓延するアメリカ社会を批判したことのある麻薬反対主義者。しかも近年はエホバの証人の敬虔な信者でもあった。

 ロックミュージシャンにありがちな麻薬の多量摂取が原因の死亡ということは考えにくい。

アトピーの元凶は「スキンケアの常識」!「肌に優しい洗顔料」など存在しない
インタビュー「カウンセリングでアトピーを治す!」第2回:須階富士雄医師(芝皮フ科クリニック院長)

アトピー性皮膚炎は非常に厄介な病気である――。この不可解なアトピー性皮膚炎の原因として、患者やその家族の心の問題にいち早く着目し、治療に取り入れているのが須階富士雄医師(芝皮フ科クリニック院長)だ。第1回「アトピー性皮膚炎に心理療法を! 患者の話を聞くだけで完治したケースも」

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

2017年4月より、はるひ呼吸器病院(愛知県)病…

堤寛

小笠原クリニック札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認…

横山隆