犬も花粉症で「眠れない」!? 快適生活には“信頼できる獣医”との長い付き合い

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アレルギー性疾患は長い付き合いに

 ここまででも、それなりの時間を要する。そして、アレルギー性疾患が推測されたら、現在のところ次のような治療法の中から、その犬に合ったものを組み合わせて治療を進めていく。

●アレルゲンの除去(完全な除去は難しいが、できるだけ抑える工夫をする)
●皮膚ケア(適切なシャンプー剤や薬浴で、アレルギー性皮膚炎の症状を悪化させない)
●薬物療法(ステロイド剤から漢方までさまざま)
●減感作療法(アレルゲンのエキスを少しずつ注射してアレルギー反応を軽減する)
●除去食療法(食物アレルギーが疑われるときに行う)

 ただし、いざ治療に入っても、アレルギー性疾患はすぐに症状が好転するものではない。多くの飼い主は、治療を始めて1カ月近く経っても改善が見られないと、獣医師への不信が出る。動物病院を転々とするケースも少なくない。

 しかし、一般的にアレルギー治療は根気が必要ということを踏まえるべきだ。完治を望むというより、症状をうまくコントロールして愛犬が快適に暮らしていくことをめざすといい。

 そのためには、この人なら、と思える獣医師に出会えたら、よくコミュニケーションを取り、信頼関係を築いて、息の長いつきあいをするべきだろう。
(文=編集部)

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