乳酸菌を継続的にとることでアトピー性皮膚炎の改善を示すデータが
実際、乳酸菌を摂取することでアトピー性皮膚炎の発症率を抑えられるというデータいくつも発表されている。
たとえば、両親がアレルギー体質だと一般的に子どもにもその体質が遺伝する確率は高くなることが知られている。
しかし、フィンランドでの実験では、アトピー性皮膚炎の家族歴のある妊婦を対象に、出産1カ月前から出産6カ月後まで乳酸菌を継続的に摂取したグループは非摂取グループに比べ子どものアトピー性皮膚炎の発症率が半減し、しかもその効果が7年経過しても効果があることが示された。
さらにアトピー症状を持つ小児に対しても乳酸菌の継続的な摂取は症状の改善に効果があることも証明されている。アトピー性皮膚炎の症状を持つ子どもに8週間乳酸菌を摂取させたところ、その多くに症状やかゆみの改善がみられたという。
アトピー性皮膚炎に特に効果があるとされる乳酸菌は、LGG菌やL-92株、KW3110株、K-2株、L-55株などである。