シャラポワ選手だけではないドーピング! 禁止薬物「メルドニウム」が蔓延するロシアスポーツ界

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ドーピング検査で陽性反応がでたシャラポワ選手lev radin / Shutterstock.com

 シャラポワだけではない、芋づる式に出てくる薬物違反。4月5日AFP通信は、ロシアメディアが世界選手権メダリストを含む4人の柔道選手について、検体から禁止薬物の「メルドニウムが検出されたと報じた。

 ロシア柔道連盟はコメントを拒否しているが、同様に違反で、水泳選手のユリア・エフィモワ、スケート選手のセミョン・エリストラトフなど名選手もメルドニウム摂取の違反を犯しており、ロシアのスポーツ相は、これまで30人以上の選手から同薬が検出されたと述べているようだ。

 女子テニスの元世界ランキング1位、四大大会(全豪・全仏・全英・全米)で通算5勝のグランドスラム記録をもつロシアのマリア・シャラポワ選手(28)は、3月7日、ロサンゼルスで記者会見し、1月の全豪オープンのドーピング検査で禁止薬物のメルドニウムの陽性反応が出たとコメントした。

 ITF(国際テニス連盟)の規定によると、ドーピング検査で陽性反応が出れば、4年間の活動停止処分になるが、1回目の違反である場合や選手に過失がなければ処分が軽減される。3月2日からは暫定的な資格停止処分をおこなっている。

 シャラポワ選手は「メルドニウムは、医者から処方されて10年間、服用してきた。禁止薬物のリストに追加されたことを見落としていた。何を摂取しているかの責任は自分にある。大きな過ちを犯した」とドーピング違反を認めたものの、禁止薬物と自覚して故意に摂取した事実は否定している。

 3月9日、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)のリーディー委員長は「メルドニウムは基本的に心臓疾患などの治療に使われる薬だ。なぜ10代から医師に処方してもらう必要があったのか不明だ」と疑問を抱く。

 WADAのパウンド元委員長は「メルドニウムはテニス界でも広く使われてきた。禁止薬物リスト変更を確認しなかった個人の責任だ。医療目的を証明できなければ処分は軽減されない」と強調する。

 ドーピング検査の疑惑報道を受けた米スポーツ用品大手のナイキ、独自動車大手のポルシェ、スイスの時計大手のタグ・ホイヤーの各社は、事実関係が明らかになるまでスポンサー契約を一時中断すると発表している。

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