女性は加齢とともに「酒豪」に? 飲めるからといって酒量を増やすと骨が老化!

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若い女性の脂肪肝も増えている! 適量は男性の半分くらい

 若い女性に脂肪肝も増えている。脂肪肝とは肝臓に中性脂肪が蓄積された状態のこと。甘いものの食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎで、糖質が肝臓で中性脂肪になる。よく健康診断で「中性脂肪の数値が高い」と言われ不安がる人もいるが、基準値は50〜149mg/dl。150以上は要注意だ。

 肝障害や動脈硬化、糖尿病など生活習慣病に気をつけなければならない数値だ。女性の肝臓は男性よりも小さく、肝障害のリスクが高いということも覚えておきたい。

 ところで飲酒の適量はどのくらいか。国の健康施策である「健康日本21」が示す基準は、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、焼酎なら0.6合、ワイン4分の1本、ウイスキーダブル1杯だ。これは男性の目安なので、女性はこの半分か3分の2が適量とされる。

 このごろ付き合い酒が増えた、夫の晩酌に付き合っていたら酒量が増えた、こんなケースも少なくない。ストレスの憂さ晴らしのアルコールがキッチンドリンカーや依存症に走らせることもある。

 昼間から飲みたくなったり、酒を飲まないと眠れなかったりする人は、アルコール依存症の一歩手前かもしれない。毎日の酒量を抑えるとともに、週2日の休肝日を習慣にしたいものだ。

 万が一の時にはアルコール依存症専門科がある国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)に相談を。ここには女性コースがある。不安を感じたら久里浜式アルコール症スクリーングテストを試すことができる。外来患者も参加できる女性独自のプログラムがあり、女性ソーシャルワーカーが指導してくれる。
(文=編集部)

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