あの元おニャン子が「乳がん」で乳房全摘・再建の決断〜米国では「温存」より「全摘」を選ぶ傾向に

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乳がんに襲われる日本人女性は12人に1人(shutterstock.com)

 元おニャン子クラブの人気アイドル、現在は女優で活躍している生稲晃子さんが乳がん(初期の浸潤性乳頭腺管がん)と診断されたのは、2011年4月28日。奇しくも43歳の誕生日だった。早期発見が幸いし、腫瘍部分だけを切除する乳房温存手術を受ける。だが、2012年9月と2013年10月の2度にわたってがんが再発し、右乳房を全摘出。手術は成功し仕事に復帰した。

 「右胸を失ってから衣装を着ると少しずれるのに気づいた。仕事のためにも右胸があったほうがいい」と昨年10月、右乳房再建手術を受けた。退院直後にフジテレビ系『ノンストップ!』に出演し、「すごく自然。柔らかく温かい。命あることに感謝!」とコメントした。

乳房の温存か? 全摘出か? 再建か? 選択肢はあるが……

 乳がんの外科治療は、がんの乳腺部分と腋の下のリンパ節を切除し、残った乳房に放射線を当てる「乳房温存手術(胸筋温存乳房切除術)」と、がんが3cmを超えて乳腺内に広がり、放射線治療を受けられないために部分切除できないケースに行われる「乳房切除術(全摘/全切除)」に分かれる。

 乳房温存手術は、乳房を温存するため再建しやすいものの、部分切除だけでは完治が難しく、再発のリスクを伴う。一方、乳房切除術は、がんを除去できるが、「乳房喪失」は心身に重いダメージと深いストレスを残すリスクを負わせる。いずれにしても、女性は苦しい決断を常に迫られる。

 生稲さんだけでなく、乳がんと闘った有名人は多い。2007年に部分切除した歌手のアグネス・チャンさん、2012年に両乳房を部分切除したタレントの麻木久仁子さん、昨年、全摘手術を受けた元女子プロレスラーの北斗晶さん、2005年の全摘手術後にがんが再発したものの、2014年に放射線治療で克服した女優の樹木希林さんなどだ。

 また、母親を卵巣がんで亡くした女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、乳がんリスク87%、卵巣がんリスク50%という遺伝子BRCA1を持っているため、2013年5月に両乳房の切除手術と再建手術に踏み切り、世界に大きな衝撃を与えた。そのアンジェリーナ効果は、女性の乳がんに対する意識を高め、手術に踏み切る女性に勇気を与えた。

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