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“肩こり解消”で内出血や麻痺の後遺症! 米国では脳梗塞での死亡事故までも

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肩こりや腰痛は正しい診断を受けることが一番(shutterstock.com)

 NHKの『クローズアップ現代』で、特集「肩こり解消で思わぬ被害」が報じられた。また、アメリカのモデルであり女優のKatie May が先日亡くなった。

 その原因がカイロプラクティックにあるとアメリカのメディアが報じている。ケイトは首の痛みを訴えており、カイロプラクティックを訪れていた。2日目の治療のあと脳梗塞になり、死亡した。

 今回のNHKの特集、またアメリカの事故から何を学ぶべきだろうか?

間違った治療法は危険性も含んでいる

 アメリカの女優の事故を例にとると、彼女はカイロプラクティックに通っていた。カイロプラクティックとは、俗に「カイロ」と呼ばれているもので、街中にたくさんのカイロプラクティック院があるのを見かける人も多いと思う。

 「脊椎マニュピレーション」と呼ばれる、いわゆる首や腰の背骨をポキポキならす手技や、関節をアジャスト(調整)するようなテクニックを主に使うことが多い。ヨーロッパやアメリカでは、国家資格として制度化されているが、日本ではまだ法的な資格制度は存在しておらず、民間療法として位置付けられている。

 この首などをポキポキならして治療する方法は、正しく行うともちろん効果があるものだが、危険性も含んでいる。首を骨折すると死亡してしまう、と言われているように、首は生命に重要な部位である。脳と身体をつなぐ唯一の部位であり、脳に血管や神経をつないでいる。

 たとえば、椎骨動脈は首にある血管で血液を脳に供給する重要な血管であるが、ここが破損されると脳に損傷が起こり、麻痺を生じさせたり、最悪の場合、今回紹介したKaite Mayのように死に至ってしまうのだ。今回のケースは、首に必要以上の刺激を与えてしまったことにより、椎骨動脈が傷つき、脳梗塞になり死に至ったとされている。

 実際にアメリカ心臓学会では「Neck manipulation may be associated with stroke(脊柱マニュピレーションは脳梗塞と関連するかもしれない)」という論文を発表している。この論文に書かれていることをまとめると、首のマニュピレーション(ポキポキならすこと)を行うことで首に通っている椎骨動脈を痛めてしまい、それが脳梗塞のリスクを高めてしまう可能性がある、という。

 また、血管だけではなく、当然、神経も首を通っており、ここが損傷すると脊髄損傷となり、麻痺が起こったり、最悪の場合は死に至る。

事故を防ぐにはどうしたらいいか?

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