蔓延する危険な「偽ED治療薬」にご用心! 日本のサイトで売買される薬の43.6%が偽造品

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ネット上には膨大なED治療薬が売られているが……PureRadiancePhoto / Shutterstock.com

 年を取っても勃起できるペニスを持つ!

 これは男にとっての究極の夢。だからこそ、勃起できないことを悩む男性が多かったり、精力剤やED(勃起障害)治療薬が次から次へと開発・発売されたりするわけだ。

 男の夢の実現や悩みの解決に一役買うED治療薬。これらは信用できるのか?

男性機能を改善するサプリメントの有効性と危険性

 ED治療薬についての効果や危険性について一つの分析結果を紹介したい。

 米ウェイクフォレスト・バプティスト医療センター(ノースカロライナ州)泌尿器学准教授のRyan Terlecki氏らは、男性機能を改善するサプリメントのうち、売れている製品の成分を分析した。その結果、製品にはイカリソウ、チョウセンニンジン、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、イチョウ、コロハ、マカという、天然由来の成分が含まれていることがわかった。

 「こうした天然由来のサプリメントは、軽度の性機能障害の改善には有望だと思われるが、ヒトにおける根拠は不十分であり、不純物や効果の弱さも懸念されるため、患者にルーチンで勧めることはない」と同氏は結論づけた。さらに、「天然由来」を謳う製品の一部には、ホスホジエステラーゼ-5阻害薬(PDE5I)を微量に含むものもある、という報告もあった。

 PDE5Iはバイアグラなどの処方薬に使われている薬品である。これは安全なのだろうか?

 「PDE5Iは、医師の指導のもとで使わなければ、不適切な使用によるリスクが生じる可能性がある。たとえば、重度の心疾患があり、ニトログリセリンなどの硝酸薬を服用する患者では、危険な血圧低下が生じうる。重度の肝障害や末期腎不全の患者も服用を避けるべきだ。また、前立腺肥大治療薬のタムスロシン、テラゾシンなどとPDE5Iを併用すると、めまいや転倒のリスクがある」(同氏)

 上記の持病を持つ場合、PDE5Iが含まれる薬の服用は控えるべきだ。

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

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市民のためのがん治療の会代表。舌がん治療による体…

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堤寛