SMAP解散を予兆! 27年目のNG解禁に挑んだ稲垣吾郎さんに“現実の見極め” か?

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 「対人恐怖症」「閉所恐怖症」「先端恐怖症」など、数多ある恐怖症のなかでも最も耳にする機会の多い「高所恐怖症」。未舗装の断崖絶壁や超高層ビルの床に設けた覗き窓などで冷や汗が出るのは人間の本能、むしろ普通の反応だろう。極端な人は、首都高を走るのさえNGなのだから。

 高層住民に憧れる昨今の世代では、減少傾向にあるといわれる。だが、途中に吊り橋があるから登山は不参加、観覧車が視界に入ると動悸・息切れがするから遊園地デートも拒否……。さらに脚立はおろか少し高めの椅子も無理となると要治療、ちゃんと診断書が出る。

苦手を克服した背景にも“現実の見極め”

 かつて、NHKの番組『ためしてガッテン』が100人調査を行なったところ、3割の対象者が「自分は高所恐怖症」と回答した。いずれも安全が確保されている場所でも身体に反応が出てしまい、「(日常生活で)困っている」人たちだ。

 そこで番組では高所恐怖症を克服したいと願う8人に高さ30m・全長142mの吊り橋挑戦を提案。結果、当初は10mさえ進めなかった人たち全員が吊り橋制覇する模様をカメラが記録した。

 この収録では我慢できる場所まで進ませて2分毎、手持ちの画板(画用紙)に恐怖の度合いを記入させる方法が採られた。これは、「エクスポージャー(exposure)」という体験活動の新理論を下敷きにしたものだ。

 現実を“見るだけ”でなく“見極める”(Not only look but see.)、現実を“知るのみ”でなく“全身で感じる”(Not only know but feel.)の主体的判断重視の体験理論だ。

 さて、稲垣吾郎さんが一大決心で苦手企画を克服した背景にも“現実の見極め”が働いていたのだろうか。27年目のNG解禁に挑んだ裏には、もし独立(解散)すれば今後待ち受けるであろう、茨の道程を想えば……という主体的判断が反映していたのだろうか。Not only look but see.の英断は、彼ら5人全員に問われているのかもしれない。
(文=編集部)

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