シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第15回

赤ちゃんは「歩行」ができるようになると、独立心も自我も芽生える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
15_146207183-2.jpg

赤ちゃんは1歳ころに歩行を始める/shutterstock

 「這えば立て立てば歩めの親心」と言うように、いつの時代も親は、子どもの成長を今か今かと心待ちするものだ。

 ハイハイしていた赤ちゃんは、さまざまなステップを踏んで、1歳ころに「あんよ(歩行)」を始める。赤ちゃんがハイハイから立ち上がり、歩行するためには、中枢神経の回路や上肢・下肢の筋肉の連携、全身のバランス感覚が協調し合って初めて実現する。

 成長の度合や体の発達の早さも、歩行するまでのステップも、個人差がある。慎重な子も、少し臆病な子も、大胆な子もいるので、その時間差がまちまちなのは当然だ。

 歩行の第一歩は、つかまり立ちだ。テーブルの縁や壁に手をついて、足だけで立ち上がろうとする。まだバランスが悪いので、立ち上がれても動き出せない。少しすれば、テーブルの縁や壁につかまりながら、つたい歩きを始める。最初は、同じ方向しか移動できないので、自分の得意な方向へ歩こうとする。

 やがて、手をどこかに添えたまま、その場で立ったりしゃがんだりする。この屈伸運動は、足や脚に筋肉が付いて自由に動ける準備ができた証拠だ。見るからにたどたどしいが、つかまっていた手を放し、足の力だけで立とうと踏ん張り始める。足の訓練とバランスを保つトレーニングだ。慎重な子なら、なかなか手を放せない時もある。歩行の時期を決めるのは赤ちゃん自身だ。1人立ちできる日は近いので、ゆっくりと見守ってあげよう。

 そして、ある日突然、ト、ト、ト、ト、ト……と思い出したように歩き出す! お父さんもお母さんも、びっくりするが、満面の笑みではしゃいでいる!手を添えたくなるくらい危なっかしい。かなりO脚ぎみだが、まったく心配はいらない。

歩行が始まると言葉を話し始める

部下や同僚が「うつ病」になったら? リワークのプログラムの提供施設は全国200以上に拡大
インタビュー「職場でのうつ病の再発を防ぐ」秋山剛医師(NTT東日本関東病院精神神経科部長)

第1回:「障害」が疑われる人の<うつ休職>
第2回:「新型うつ」はどう治す?
第3回:部下や同僚が「うつ病」になったら?
うつ病で休職中の社員が、毎日決まった時間に病院に通い、同じうつ病の仲間とともに再発を防ぐためのプログラムを受けることが「うつ病のリワーク」と呼ばれ注目を集めている。

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991…

渡辺信幸

新宿大腸クリニック院長。1988年、東京大学医学…

後藤利夫