シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第14回

運動機能の発達に欠かせないハイハイは、赤ちゃんの世界を大きく広げる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 気をつけて見ていると、「ずりばい」の時は、呼ばれても知らんぷりしている。ところが、膝を付くハイハイや「高ばい」ができるようになると、「○○ちゃん、こっちにおいで!」と呼ばれれば、ハッと我に返って近づいてくる。

 この時期になると、お母さんと自分の距離感が分かるようになるので、安心できる距離を保とうとするからだ。お母さんが自分から離れると、慌てて後を追っかけたり、独りになると不安になって泣き出したりする。

 名前を呼ばれた時、お母さんが遠い場所でも、ハイハイできそうな距離なら血相をかえて向かって行こうとする。これは、お母さんとの距離感を理解して行動している何よりの証拠だ。もっとも、赤ちゃんとお母さんの距離感は、赤ちゃんの成長の度合やコンディションで多少は変わるだろう。

 「ハイハイで行ける距離なら行きたいよ!」。赤ちゃんは、ハイハイで自分の視野や行動範囲が広がって行くのを楽しんだり、喜んだりしている。ハイハイは、赤ちゃんの運動機能の発達に欠かせない。あんよ(歩行)のための予行練習だが、ハイハイできないと、あんよ(歩行)が遅れることはない。いずれにしても、赤ちゃんは、お母さんとの距離が遠くなると、とても不安になる。わざと姿を隠したりしないでね。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子